平安前期に伊勢を勧請、10月第2日曜におまんと祭りと射放弓、蛇抜
[住所]愛知県高浜市芳川町2-1-6
[電話]0566-52-6901
吉浜神明社(よしはましんめいしゃ)は、愛知県高浜市芳川町にある神社。近代社格では村社。社号票には神明神社とある。御朱印の有無は不明。
名鉄三河線吉浜駅の南西約800メートルに鎮座。平安時代前期の弘仁年間(810年-824年)に伊勢より御分霊を勧請し、現在の吉浜町の南屋敷に太神宮を創建したのが起源。
江戸時代前期の万治元年(1658年)、火災に遭い、社殿が焼失。その時に火中から御神体が飛び出して風に飛ばされ、松の枝に掛かった。
これを神の啓示と考え、松のあった現在地に移転し再建された。この火災の翌年、万治2年(1659年)から、当社の代名詞となっている射放弓が始まった。
御祭神は天照大神。例祭は10月第2日曜日でおまんと祭り。丸太で組んだ円形馬場の中を、鈴や造花を背負って疾走する馬に法被に地下足袋姿の若者が飛びつく。
人馬一体となって駆け抜けていく勇壮な祭礼。高浜おまんと祭りの一つで、一連の祭りの中では、八幡社の翌日に行われる。
この日、先述の射放弓(しゃほうきゅう)という神事が、やはり八幡社に続いて行われている。市の無形文化財に認定されている。
裃に大小の刀を差した武者姿の若者が、厳しい作法にのっとり、東西へ白羽の矢を放つ。放たれた矢は、見学者が争うように拾い、破魔矢として家に飾る風習がある。
万治2年、当社再建に尽力した吉見喜左衛門尉源経孝が、それまでの祭りから「弓二張りと馬三頭で祭りを行え」と、令書を書いて町民に始めさせたのが起源だという。
他に、1月1日が歳旦祭、4月第2日曜日が祈念祭・招魂祭、11月には七五三があり、11月第2日曜日が新嘗祭、12月31日が除夜祭。
境内社に、山神社、稲荷社、中吉新田弁天社、流作新田弁天社、御鍬社、琴平社、津島社、秋葉社などがある。
拝殿前に平成元年(1989年)12月建立の岡崎狛犬がある。境内社の前に大正3年(1914年)建立の狛犬が、また別の境内社の前には明治38年(1905年)建立の瓦材狛犬がある。
瓦材で作られた「蛇抜伝説」モニュメントがある。蛇抜(じゃぬけ)とは、当地に伝わる伝承の一つ。蛇抜橋として、名前が残っている。
吉浜地区の字竜田の大蛇が若者に化身し、美しい娘のもとに通い、その後、長者から助けてもらい、衣ヶ浦を渡って知多へ抜けたという伝説。
【ご利益】
開運招福、厄災除け、無病息災、身体壮健

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・高浜おまんと祭り - 愛知県高浜市の四つの神社、人馬一体で駆け抜けていく勇壮な祭礼
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[電話]0566-52-6901
吉浜神明社(よしはましんめいしゃ)は、愛知県高浜市芳川町にある神社。近代社格では村社。社号票には神明神社とある。御朱印の有無は不明。
名鉄三河線吉浜駅の南西約800メートルに鎮座。平安時代前期の弘仁年間(810年-824年)に伊勢より御分霊を勧請し、現在の吉浜町の南屋敷に太神宮を創建したのが起源。
江戸時代前期の万治元年(1658年)、火災に遭い、社殿が焼失。その時に火中から御神体が飛び出して風に飛ばされ、松の枝に掛かった。
これを神の啓示と考え、松のあった現在地に移転し再建された。この火災の翌年、万治2年(1659年)から、当社の代名詞となっている射放弓が始まった。
御祭神は天照大神。例祭は10月第2日曜日でおまんと祭り。丸太で組んだ円形馬場の中を、鈴や造花を背負って疾走する馬に法被に地下足袋姿の若者が飛びつく。
人馬一体となって駆け抜けていく勇壮な祭礼。高浜おまんと祭りの一つで、一連の祭りの中では、八幡社の翌日に行われる。
この日、先述の射放弓(しゃほうきゅう)という神事が、やはり八幡社に続いて行われている。市の無形文化財に認定されている。
裃に大小の刀を差した武者姿の若者が、厳しい作法にのっとり、東西へ白羽の矢を放つ。放たれた矢は、見学者が争うように拾い、破魔矢として家に飾る風習がある。
万治2年、当社再建に尽力した吉見喜左衛門尉源経孝が、それまでの祭りから「弓二張りと馬三頭で祭りを行え」と、令書を書いて町民に始めさせたのが起源だという。
他に、1月1日が歳旦祭、4月第2日曜日が祈念祭・招魂祭、11月には七五三があり、11月第2日曜日が新嘗祭、12月31日が除夜祭。
境内社に、山神社、稲荷社、中吉新田弁天社、流作新田弁天社、御鍬社、琴平社、津島社、秋葉社などがある。
拝殿前に平成元年(1989年)12月建立の岡崎狛犬がある。境内社の前に大正3年(1914年)建立の狛犬が、また別の境内社の前には明治38年(1905年)建立の瓦材狛犬がある。
瓦材で作られた「蛇抜伝説」モニュメントがある。蛇抜(じゃぬけ)とは、当地に伝わる伝承の一つ。蛇抜橋として、名前が残っている。
吉浜地区の字竜田の大蛇が若者に化身し、美しい娘のもとに通い、その後、長者から助けてもらい、衣ヶ浦を渡って知多へ抜けたという伝説。
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開運招福、厄災除け、無病息災、身体壮健

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