南北朝初期の創建、伊雑宮の神々、10月第4日曜日におまんと祭り
高取神明宮 愛知県高浜市神明町7-9-8
[住所]愛知県高浜市神明町7-9-8
[電話]0566-52-6067

高取神明宮(たかとりしんめいぐう)は、愛知県高浜市神明町にある神社。近代社格では村社。単に神明宮とも、高取の神明宮とも。御朱印の有無は不明。

三河高浜駅の東約1.2キロに鎮座。豊かな森と広い境内を持つ。社伝によれば、南北朝時代初期の暦応4年(1341年)8月1日に創建された。以降の由緒は不明。

明治5年(1872年)10月14日、村社に列した。明治40年(1907年)10月26日には神饌幣帛共進社に指定され、明治41年(1908年)12月、拝殿・社務所を造営した。

大正8年(1919年)3月、字贈鼻8番鎮座の稲荷社と字南屋敷109番鎮座の金刀比羅神社を合祀した。

現在までに御祭神は、天照皇大神五男三女命、伊佐波止美命、玉桂屋姫命、菊理媛命伊弉諾尊伊弉冉尊倉稲魂命

伊佐波止美命、玉桂屋姫命は、伊勢の神宮(伊勢神宮)の皇大神宮(内宮)の別宮である伊雑宮に関係する神々で、伊射波神社の御祭神。

例祭は10月第4日曜日でおまんと祭り。丸太で組んだ円形馬場の中を、鈴や造花を背負って疾走する馬に法被に地下足袋姿の若者が飛びつく。

人馬一体となって駆け抜けていく勇壮な祭礼。高浜おまんと祭りの一つで、一連の祭りの中では、当宮のものが最後に行われる。

境内社に、御鍬社(豊受皇大神)、稲荷社(倉稲魂尊)、秋葉社(加具土神)、靖国社(功労者)がある。

拝殿前に、大正13年(1924年)1月建立の、靖国社の前に昭和12年(1937年)1月建立のそれぞれ岡崎狛犬一対があり、稲荷社の前には三河焼きの狐が安置されている。

他に、神輿殿・神馬舎などがあり、神馬(しんめ)がいる。御神木も祀られている。

【ご利益】
開運招福、一族・子孫繁栄、身体壮健
高取神明宮 愛知県高浜市神明町
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