香取神宮寺に奉納された南北朝末期の銅鐘、江戸前期の庚申塔
[住所]神奈川県藤沢市羽鳥1062
[電話]0466-22-9210 - 白旗神社

御霊神社(ごれいじんじゃ)は、神奈川県藤沢市羽鳥にある神社。羽鳥御霊神社とも。羽鳥小学校の北に位置する。現在は白旗神社の兼務社である。御朱印の有無は不明。

創建年代や由緒は不詳。御祭神は、高皇産霊神神皇産霊神・玉積産霊神・生産霊神・足産霊神。御巫等祭神八座、いわゆる八神殿の八神の上位5柱。

境内には鐘楼があり、釣り鐘がある。銅鐘で101.5センチ、口径66.5センチ。下記の銘がある。
下総州香取太神宮寺大鍾一口
大旦那周防守宗慶
大工秦景思
干時至徳三年 丙寅十月 日 敬白
つまり、もとは南北朝時代末期の至徳3年(1386年)に鋳造され、香取神宮の別当時だった神宮寺に奉納されたもの。

他の追刻銘には、この鐘が明治の初め廃仏毀釈により放出されて、東京神田の古物商の店頭にさらされたという。

それを羽鳥の人々が二十二円余りの拠出して、非常時の警鐘用として買い取り、現在に至っているという。市指定重要文化財工芸品。

また、石造物群が安置されている。その中央の一番大きな石塔は江戸時代前期の寛文7年(1667年)に造立された庚申供養塔。

基台に三匹の猿が正面向きに座り、両手で目・耳・口を覆っている。この「見ざる・聞かざる・言わざる」はどれもやや長身で、丸彫りに近く彫り出されている。

基台も同じ石から作り出されている。総高は130センチ、安山岩製。三猿像は庚申の申が猿と通じるので祀られているもの。

頂部左右に日と月が彫刻され、塔身部に造立年紀が、基台前面に三橋次左衛門ら15名の造立者名が陰刻されている。市指定有形民俗文化財。

この庚申塔のある石造物群の中には、馬頭観音のようなものもある。また、本殿の横に「五霊大権現山王権現・御霊神社・駒型大権現大六天」の石碑が祀られている。

境内には現在も比較的大きなケヤキがあるが、その昔はより立派なケヤキがあったという。

例祭は9月6日で例大祭。現在は9月第1日曜日などに行われているようだ。白旗神社神職による神事の後、発御祭が行われ、神輿渡御がある。

各神酒所では、その町内でその年に生まれた赤ちゃんを抱いて神輿をくぐる「神輿くぐり」が行われる。両親または祖父母が抱いて神輿をくぐり、その場に集った皆に祝福を受ける。

市内には三社の同字の神社がある。当社以外はいずれも「ごりょうじんじゃ」で、宮前のものが有名だが、川名にもある。

【ご利益】
身体壮健、健康長寿、地域安全
御霊神社 神奈川県藤沢市羽鳥
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