道灌の奉斎、紀州藩邸社、昭和に淡路勧請、子宝パワースポット
[住所]東京都新宿区大久保2-27-18
[電話]03-3200-0409

夫婦木神社(めおとぎじんじゃ)は、東京都新宿区大久保にある神社。通称は縁結び・子授け総本社。神社本庁に属さない単立神社である。参拝すれば、御朱印を頂ける。

R新大久保駅を出て目の前の信号を横断、大久保通りを東へ。大久保交番に差し掛かる一本手前の細い路地を左折し、100メートルほど進んだ先の左手。

住宅と住宅の間に鳥居があり、進んでいくと右手には境内社として、御嶽神社・出世稲荷神社・大久保弁財天が並ぶ。住宅の2階に本社の本殿がある。

創建年代は不詳。千代田城後の江戸城築城の際、太田道潅によって祀られ、江戸時代初めに紀州藩の邸内に遷座されたと伝わる。

紀州藩の邸内としては、現在の千代田区紀尾井町周辺に上屋敷が、赤坂迎賓館一帯に中屋敷が、渋谷区松濤一帯に下屋敷が、現在の旧芝離宮恩賜公園に浜屋敷があった。

現在地はもともとは皆中稲荷神社の神職の住宅だったとも。その引っ越し後、空き部屋になったところに、神社誘致の機運が高まったという。

昭和40年(1965年)、淡路島の伊弉諾神宮より御分霊を勧請し、昭和48年(1973年)8月9日に宗教法人の認証を受けた。

御祭神は、伊邪那岐命伊邪那美命(伊邪那岐大神・伊邪那美大神)。夫婦神であることから、社名が定まったと思われる。例祭は5月16日より1週間で例大祭。

例大祭や、毎月18日前後に月次祭が行われ、一般でもその後の直会に気軽に参加できる。事前に予約するのが無難。

鳥居の後ろにあるクロガネモチが御神木。秋になると赤い実をつける常緑高木で、「苦労がなく金持ちになれる」にこじつけ、縁起の良い木とされている。

現在は縁結び・結婚・子宝・安産祈願などの御利益があるとされ、各種メディアにもたびたび登場する。

女性芸人の森三中の大島美幸、北陽の虻川美穂子が子宝祈願をしたところとしても知られる。都内屈指のパワースポットとの呼び声も。

当社神をホテルや結婚式場の神殿に奉斎し、神殿結婚式を行っている他、当社内では普段着でいつでもできる、平服での結婚式を挙げることができるという。

当社の禰宜が自ら書いたオリジナルの「今月の言葉」を毎月当社の掲示板に掲示していた。平成29年(2017年)3月で終了している。

【ご利益】
子宝・安産、縁結び、夫婦和合、家内安全(公式HP
夫婦木神社 東京都新宿区大久保
【関連記事】
東京都の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、東京都に鎮座している神社の一覧
夫婦木神社 東京都新宿区大久保の御朱印