式内「倭大国玉神大国敷神社二座」、社名は薬神とも地名起源とも
医家神社 徳島県三好市池田町マチ2286
[住所]徳島県三好市池田町マチ2286
[電話]0883-72-0789

医家神社(いけじんじゃ/いげじんじゃ)は、徳島県三好市池田町マチにある神社。御朱印の有無は不明。

延喜式』巻9・10神名帳 南海道神 阿波国 美馬郡「倭大国玉神大国敷神社二座」に比定される式内社(小社)。近代社格では郷社。

創祀年代は不詳。江戸時代中期の享保年間(1716年-1736年)と寛政年間(1789年-1801年)に火災に遭い、社伝・記録などを全て消失した。

社名の「医家」は御祭神が薬神だったためという。また『阿府志』は、「医家」は池のことであり、池田町の名の起こりとの説を挙げている。

『徳島県神社誌』によれば、磐坂神社の口伝で、磐坂神社の御祭神が山を下りて、現在の当社が創立されたとあり、磐坂神社の地、池田町シンヤマ3959が当社の旧地となる。

近世には「医家大明神」「池神」と称した。御祭神は現在、大国主神少彦名神。ただし、式内社名から考えると、本来は倭大国玉神と大国敷神だったとされる。

例祭は10月16日。鳥居をくぐると右手に、幹周4.66メートルのケヤキの巨木がある。また境内の東端には、幹周6.28メートル、樹高27メートルのクスノキがある。

境内の隅に、境内社が五つ並んでいる。『式内社調査報告』には、新田社・和霊社・菅原社・愛宕社の4社のみ記載されており、もう一1社は不明。

【ご利益】
病気平癒、無病息災、病魔退散
医家神社 徳島県三好市池田町マチ
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