「お伊勢の宮」、往時は御嶽講の人々が「火渡りの行事」
[住所]東京都中野区中央4-13
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天祖神社(てんそじんじゃ)は、東京都中野区中央にある神社。中野天祖神社とも。地元では「お伊勢の宮」と呼ばれている。御朱印の有無は不明。

東京メトロ丸ノ内線「新中野駅」の北数百メートルの地に鎮座する。創建年代は不詳。御祭神は天照大御神

例祭は6月6日。ただし、以前は9月18日だったようで、往時は御嶽講の人々により「火渡りの行事」が行われていたという。

祭りの日は、講の人たちにより、境内の一角に青竹が建てられ、それを注連縄で結び、その中を塩で清め、紙垂で飾ってそこを神聖な場所とした。

そしてほぼ中央に当たる地点に、あらかじめ積み重ねておいた積木に火をつける。

火は勢いよく燃え盛り、やがてその火勢も弱まるころ、行者先頭に講の人々は口々に呪文らしきことばを口ずさみ、裸足で元気よく炭火の上を歩いたという。

鳥居、狛犬一対、灯篭、手洗い鉢、玉垣と植樹記念碑など九つの石造物があり、このうち手洗い鉢は現在使用されていないため、横になっている。

そのうち、狛犬は昭和51年(1976年)奉納のもの。拝殿裏には現在は使われていない大正8年(1919年)11月の狛犬と大正15年(1926年)8月の玉垣がある。

【ご利益】
開運招福、厄災除け、無病息災、地域安全
中野天祖神社 東京都中野区中央
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