鎌倉期に存在、戦国期に地頭が崇敬、市天然記念物のケヤキ、庚申塔
日枝社 神奈川県横浜市瀬谷区本郷1-18-9
[住所]神奈川県横浜市瀬谷区本郷1-18-9
[電話]045-301-1306 - 諏訪社

日枝社(ひえしゃ)は、神奈川県横浜市瀬谷区本郷にある神社。瀬谷日枝社とも。現在は諏訪社の兼務社である。御朱印の有無は不明。

瀬谷本郷公園の東に鎮座する。創建年代は不詳。鎌倉時代にはすでに存在していたという。

戦国時代の天文7年(1538年)、小田原北条氏の陣屋が当社隣接の台地に設けられた際、その地頭である松波内蔵が崇敬したという。

『新編相模国風土記稿』瀬谷村の条にも「山王社」とあり、八幡社・諏訪社・左馬社とともに、旧瀬谷村の鎮守だったという。

御祭神は、神奈川県神社庁では伊弉諾尊伊弉冊命としているが、誤りであろう。大山咋命だろうか。例祭は9月22日。

現社殿は昭和8年(1933年)9月の改築である。樹高35メートル、胸高周囲5.4メートル、推定樹齢約300年以上とされるケヤキ(欅)の御神木がある。

「日枝社のケヤキ」として、市指定天然記念物で、かながわの名木100選。今までほとんど枝打ちなどもされずに、自然の樹形で見事に周囲を圧している。

幹から樹冠まで見事に発達し、典型的な大ケヤキの樹形を形成している。景観木としても、周囲からひときわ際立って、地域の景観の主役としての機能を果たしている。

境内には庚申塔がある。

【ご利益】
リフレッシュ、家内安全、地域安全
日枝社 神奈川県横浜市瀬谷区本郷
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