桃山期には存在、神明・伊勢前の由来、10月15日例祭に庭燎神楽
[住所]東京都杉並区南荻窪2-37-22
[電話]03-3390-1325 - 荻窪八幡神社
神明天祖神社(しんめいてんそじんじゃ)は、東京都杉並区南荻窪にある神社。近代社格では無格社。南荻窪天祖神社とも。現在は荻窪八幡神社の兼務社である。御朱印の有無は不明。
創建年代は不詳。安土桃山時代の天正12年(1584年)、伊賀人、小林大弁・浅沼但馬守などが当地を検地した際に、「草叢の中にすでに小社ありたり」とある。
その後、伊賀の百姓らが移り住み、社を修め、伊勢大明神と崇め祀ったという。現在も地名に神明が残るが、字伊勢前という旧地名もあった。いずれも当社にちなむ。
江戸時代初期の元和年間(1615年-1623年)、香取郡水刀谷の城主水刀谷蔵人影賢が当地に土着し、当社を再建したという。ただし、その後零落、慈雲山光明院が管理した。
当社の東側一帯には昔、周囲に桜の木を植えた馬場があって、「桜の馬場」と呼ばれていた。昭和初年(1926年)まで名残りの桜の木があったという。
『新編武蔵風土記稿』上荻窪村の条に「神明社」とあって、「除地、二時九段五畝六歩、東の方下荻窪村の界ひにあり、社は四尺四方にて西に向ふ、神体はなし」とある。
江戸時代後期の文政元年(1827年)、百姓当麻六左衛門・梅田紋次郎などが周囲を拓き、荻窪八幡神社の境外摂社とした。
明治15年(1882年)9月、社殿を修築し、昭和12年(1937年)には社務所を新築した。昭和32年(1957年)、社殿13坪あまり、神楽殿7坪を新築した。
昭和53年(1978年)4月、社殿・社務所の改築を行なった。社殿は鋼板茸鉄筋コンクリート造で22坪、社務所は木造平家建で40坪。
その後も神楽殿の屋根替・透塀の建設、手水舎の改築などに着手し、社号棟・石造燈龍・コンクリート製大鳥居などを奉納し、参道を改修して今日の境内の景観を整えた。
御祭神は天照皇太神。例祭は10月15日。神楽が行われ、観覧自由。平成17年(2005年)から始まったものだが、現在は100人近い観客が集まる。
かがり火を焚いた厳かな雰囲気の中での里神楽は素晴らしいとの評判で、立ち見も出るようになった。庭燎神楽(かがりびかぐら)とも。甘酒の配布もある。
境内社に御嶽神社がある。隣接して、区立神明中学校がある。この学校名も当社が由来だと考えられる。
【ご利益】
開運招福、地域安全、家内安全、無病息災

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・東京都の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、東京都に鎮座している神社の一覧
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神明天祖神社(しんめいてんそじんじゃ)は、東京都杉並区南荻窪にある神社。近代社格では無格社。南荻窪天祖神社とも。現在は荻窪八幡神社の兼務社である。御朱印の有無は不明。
創建年代は不詳。安土桃山時代の天正12年(1584年)、伊賀人、小林大弁・浅沼但馬守などが当地を検地した際に、「草叢の中にすでに小社ありたり」とある。
その後、伊賀の百姓らが移り住み、社を修め、伊勢大明神と崇め祀ったという。現在も地名に神明が残るが、字伊勢前という旧地名もあった。いずれも当社にちなむ。
江戸時代初期の元和年間(1615年-1623年)、香取郡水刀谷の城主水刀谷蔵人影賢が当地に土着し、当社を再建したという。ただし、その後零落、慈雲山光明院が管理した。
当社の東側一帯には昔、周囲に桜の木を植えた馬場があって、「桜の馬場」と呼ばれていた。昭和初年(1926年)まで名残りの桜の木があったという。
『新編武蔵風土記稿』上荻窪村の条に「神明社」とあって、「除地、二時九段五畝六歩、東の方下荻窪村の界ひにあり、社は四尺四方にて西に向ふ、神体はなし」とある。
江戸時代後期の文政元年(1827年)、百姓当麻六左衛門・梅田紋次郎などが周囲を拓き、荻窪八幡神社の境外摂社とした。
明治15年(1882年)9月、社殿を修築し、昭和12年(1937年)には社務所を新築した。昭和32年(1957年)、社殿13坪あまり、神楽殿7坪を新築した。
昭和53年(1978年)4月、社殿・社務所の改築を行なった。社殿は鋼板茸鉄筋コンクリート造で22坪、社務所は木造平家建で40坪。
その後も神楽殿の屋根替・透塀の建設、手水舎の改築などに着手し、社号棟・石造燈龍・コンクリート製大鳥居などを奉納し、参道を改修して今日の境内の景観を整えた。
御祭神は天照皇太神。例祭は10月15日。神楽が行われ、観覧自由。平成17年(2005年)から始まったものだが、現在は100人近い観客が集まる。
かがり火を焚いた厳かな雰囲気の中での里神楽は素晴らしいとの評判で、立ち見も出るようになった。庭燎神楽(かがりびかぐら)とも。甘酒の配布もある。
境内社に御嶽神社がある。隣接して、区立神明中学校がある。この学校名も当社が由来だと考えられる。
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