海中より得た神像を杉葉の仮殿に奉斎、例祭でひょっとこ踊り
[住所]神奈川県三浦郡葉山町上山口2639
[電話]046-856-0707 - 十二所神社
杉山神社(すぎやまじんじゃ)は、神奈川県三浦郡葉山町上山口にある神社。上山口杉山神社とも。現在は十二所神社の兼務社である。御朱印の有無は不明。
創建年代は不詳。もとは、現在地より南方400メートルほどの山中に鎮座していたという。御祭神は大国主命。
『新編相模国風土記稿』杉宮村の条に、「鎮守なり、祭神詳ならず、昔、土人神像を海中より得たり」などとある。
さらに、「折しも除日(12月末日)のことにて、歳終繁劇の間、杉葉を集めて仮に社の形をなして鎮座す、故にこの神号起これりと云う」などとある。
明治6年(1873年)、村社に列し、明治8年(1875年)には杉宮大明神から現社号に改称、明治41年(1908年)10月24日、神明社・三島神社・熊野社を合祀した。
神奈川県神社庁によれば、当社の御祭神は、大物主命・豊佐賀男命・伊邪冉命・早玉命・向津日売命となっている。
大国主命と大物主命は同体とされる。豊佐賀男命・伊邪冉命・早玉命は熊野社の御祭神。向津日売命は瀬織津姫のことで、神明社御祭神だろうか。
なお、熊野社は現在も旧地で社殿などが残され、祀られている。大正3年(1914年)、神饌幣帛供進社に指定された。現在も鳥居扁額には「杉宮大明神」とある。
境内社に稲荷社(食稲魂命)がある。当社の裏手は仏塚山で、右奥に棚田が広がっている。
例祭は9月5日に近い日曜日で例大祭。現在は8月下旬に地域の夏祭りとして盛大に行われているようだ。
夕暮れ時になると、近くの提灯がともされる。午後から湘南国際村やゴルフ場などを練り歩いていた「万灯みこし」が神社に到着する。
境内には「上山口町内会」などと書かれたテントがいくつも張られ、かき氷、射的、水の中からのボールすくいなどの夜店で賑わう。
特設の舞台が設けられ、境内はぎっしりと満員状態となり、カラオケや小学生によるソーラン踊りなどが奉納される。
一番の見ものは、ひょっとこ踊り。昭和40年代から続く、当社例大祭の名物及び伝統行事。面を付けた子どもたちが、笛と太鼓に合わせ、手足、腰を微妙に動かす。
どじょうすくいの動きが取り入れられ、ユーモラスな動きが特徴。会場からは、おひねりが投げられ、舞台の上はおひねりでいっぱいになる。囃子保存会の活動費用に充てられる。
なお、当社は武蔵国の杉山神社72社ではなく、相模国ではあるが、距離的に近いといえば近く、関係がうかがえる。相模国には杉山神社は当社のみ。
【ご利益】
商売繁盛、事業成功、身体壮健・無病息災、開運招福

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[電話]046-856-0707 - 十二所神社
杉山神社(すぎやまじんじゃ)は、神奈川県三浦郡葉山町上山口にある神社。上山口杉山神社とも。現在は十二所神社の兼務社である。御朱印の有無は不明。
創建年代は不詳。もとは、現在地より南方400メートルほどの山中に鎮座していたという。御祭神は大国主命。
『新編相模国風土記稿』杉宮村の条に、「鎮守なり、祭神詳ならず、昔、土人神像を海中より得たり」などとある。
さらに、「折しも除日(12月末日)のことにて、歳終繁劇の間、杉葉を集めて仮に社の形をなして鎮座す、故にこの神号起これりと云う」などとある。
明治6年(1873年)、村社に列し、明治8年(1875年)には杉宮大明神から現社号に改称、明治41年(1908年)10月24日、神明社・三島神社・熊野社を合祀した。
神奈川県神社庁によれば、当社の御祭神は、大物主命・豊佐賀男命・伊邪冉命・早玉命・向津日売命となっている。
大国主命と大物主命は同体とされる。豊佐賀男命・伊邪冉命・早玉命は熊野社の御祭神。向津日売命は瀬織津姫のことで、神明社御祭神だろうか。
なお、熊野社は現在も旧地で社殿などが残され、祀られている。大正3年(1914年)、神饌幣帛供進社に指定された。現在も鳥居扁額には「杉宮大明神」とある。
境内社に稲荷社(食稲魂命)がある。当社の裏手は仏塚山で、右奥に棚田が広がっている。
例祭は9月5日に近い日曜日で例大祭。現在は8月下旬に地域の夏祭りとして盛大に行われているようだ。
夕暮れ時になると、近くの提灯がともされる。午後から湘南国際村やゴルフ場などを練り歩いていた「万灯みこし」が神社に到着する。
境内には「上山口町内会」などと書かれたテントがいくつも張られ、かき氷、射的、水の中からのボールすくいなどの夜店で賑わう。
特設の舞台が設けられ、境内はぎっしりと満員状態となり、カラオケや小学生によるソーラン踊りなどが奉納される。
一番の見ものは、ひょっとこ踊り。昭和40年代から続く、当社例大祭の名物及び伝統行事。面を付けた子どもたちが、笛と太鼓に合わせ、手足、腰を微妙に動かす。
どじょうすくいの動きが取り入れられ、ユーモラスな動きが特徴。会場からは、おひねりが投げられ、舞台の上はおひねりでいっぱいになる。囃子保存会の活動費用に充てられる。
なお、当社は武蔵国の杉山神社72社ではなく、相模国ではあるが、距離的に近いといえば近く、関係がうかがえる。相模国には杉山神社は当社のみ。
【ご利益】
商売繁盛、事業成功、身体壮健・無病息災、開運招福

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