江戸後期に讃岐本宮を勧請した邸内社、明治前期に現在地に遷座
[住所]東京都中央区新川2-15-14
[電話]-

新川金刀比羅神社(しんかわことひらじんじゃ)は、東京都中央区新川にある神社。近代社格では無格社。御朱印の有無は不明。

JR八丁堀駅、または東京メトロ茅場町駅から徒歩10分弱、霊岸島と呼ばれた新川、於岩稲荷田宮神社の北側に鎮座する。社号票などはなく、社名の確認が難しい。

江戸時代後期の天保年間(1830年-1844年)、山岡吉右衛門が讃岐本宮を勧請し、越前堀1丁目4番地にあったその邸内に創建された。

明治8年(1975年)、もとは松平越前守の中屋敷だった当地に遷座した。御祭神は、大物主神・崇徳天皇の二座。

『東京名所図会』によれば、神前に2基の獅子狛犬が置かれ、台石に寛政元年(1789年)6月吉日の銘が刻まれていたという。

そのため、この狛犬は当社の創祀や当社の統治への遷座より前のものであるが、狛犬の由来などは不詳と『東京名所図会』にも記されている。

戦後になり、昭和23年(1948年)、社殿を再建、その後昭和41年(1966年)に鳥居と玉垣が新設された。賽銭箱に丸に金の字が描かれている。

【ご利益】
海上安全、家内安全、諸願成就
新川金刀比羅神社 東京都中央区新川
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