江戸前期創建、もとは将軍家の御上場、明治期に現在地に遷座
[住所]東京都中央区東日本橋2-2
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川上稲荷神社(かわかみいなりじんじゃ)は、東京都中央区東日本橋にある神社。御朱印の有無は不明。

神田川が隅田川に流れ込む、靖国通りの両国橋の袂にひっそりと鎮座する。赤い鳥居に、石造の小さい社殿が祀られている。

江戸時代前期の寛永5年(1628年)7月の創建と伝わる。御祭神は宇迦之御魂神。例祭は3月午の日。

もとは将軍家の御上場だった新柳町の乗船場に鎮座した。『東京名所図会』によれば、嘉永年間(1848年-1855年)の切絵図にも描かれているという。

明治2年(1869年)4月、町内の発展とともに、現在地に遷座した。明治6年(1873年)1月、神田神社の兼務社となった。

『東京名所図会』には、「神前奉納の常夜燈及石の手洗鉢に、明治18年(1885年)1月の銘ある」と記載されている。

昭和20年(1945年)、戦禍により焼失。その後、再建された。現在の境内には、右が宝珠を抱え、左が鍵を抱える狐像がある。

平成23年(2011年)、薬研掘不動院420周年記念と併せて、矢之庫稲荷神社が新社殿に改築されたが、社殿の奉納者には当社世話人も併記されている。

【ご利益】
地域安全、家内安全、商売繁盛
川上稲荷神社 東京都中央区東日本橋
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