頼朝が分祀とも、7月に浜降祭、慰霊碑や橋石、タブノキ
[住所]神奈川県茅ヶ崎市萩園1719
[電話]0467-82-6725 - 鶴嶺八幡社

三島大神(みしまおおかみ)は、神奈川県茅ヶ崎市萩園にある神社。三島神社とも。現在は鶴嶺八幡宮の兼務社で、当宮の御札は鶴嶺八幡宮で頂ける。御朱印の有無は不明。

創建年代は不詳。鎌倉時代初期、源頼朝が伊豆の三嶋大社を分祀したとも伝わる。御祭神は大山祇命

正面鳥居の神額には「三島宮」とある。現在までに誉田別命菅原道真も合祀されている。例祭は7月15日とされるが、不詳。

当社は、毎年7月の海の日に神奈川県茅ヶ崎市西浜海岸で行なわれる浜降祭(はまおりさい)に参加する一社である。

境内には、『西洋道中膝栗毛』『安愚楽鍋』などで有名な明治初期の戯作者、仮名垣魯文の記念碑が建つ。

また、西南戦争・日露戦争・支那事変・大東亜戦争における萩園地区出身戦没者の英霊41柱(西南役1柱・日露戦役5柱・支那事変2柱・大東亜戦役33柱)を祀る慰霊碑がある。

小出川に架かっていたもので、番場川の橋といって親しまれたが、大正12年(1923年)の関東大震災で崩壊した橋石が安置されている。江戸時代中期の元禄14年(1701年)3月銘がある。

他に、手水舎、神輿殿、鐘楼がある。タブノキの大樹がある。また、萩園自治会の建物が併設され、地域社会の中心となっている。

【ご利益】
海上安全、家内安全、厄災除け、学業・受験合格
三島大神 神奈川県茅ヶ崎市萩園
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