戦後に現在地に遷座、当社沿革担う石神弁天、妙音弁財天
[住所]神奈川県茅ヶ崎市新栄町2-10
[電話]0467-82-2384 - 第六天神社

嚴島神社(いつくしまじんじゃ、厳島神社・巖島神社)は、神奈川県茅ヶ崎市新栄町にある神社。現在は第六天神社の兼務社である。御朱印の有無は不明。

創建年代や由緒は不詳。開闢の当初、郷民の守護神として奉祀されたと伝わる。御祭神は厳島大神で、市杵島姫命田心姫命湍津姫命宗像三女神のこと。

昭和初期まで、現在の新栄町7番地内で祀られていたが、その後、茅ケ崎駅前に遷座した。

現在の本殿は流造で、昭和9年(1934年)に氏子の大工真壁秀次郎により建築されたもの。

現在地には、駅前広場拡張に伴い、戦後の昭和23年(1948年)、2基の鳥居と松の木1本、柳1本とともに奉遷した。

流造の拝殿が昭和48年(1973年)に造営された。平成3年(1991年)、3月には社務所が、10月には神輿殿が竣工した。

偏額の神名は、宗像大社の名誉宮司である久保輝雄の筆による。

境内末社に石神弁天社がある。当社の沿革を担う社の一つとされ、明治中期に着工された茅ヶ崎駅開設用地に、人知れず弁天様と呼ばれ、祀られていた。

この石神弁天は、明治31年(1898年)6月15日、茅ヶ崎駅の開設とともに、周辺に人家・商家の進出が始り、その人々により人心の安寧と商売繁盛が祈願された。

さらに石神弁天は、昭和初期になり、旧新町(現新栄町・元町。共恵・幸町)の発展に大きな力を尽した旧新町下1丁目の水澤家(水沢家)に勧請され、手厚く祀られた。

昭和60年(1985年)、石神弁天は、昭和天皇御在位60年、茅ケ崎駅の橋上駅舎竣工を記念して、当社境内に奉遷した。

また、当社境内の八角の神池の中に弁財天神像を昭和56年(1981年)に祀り、琵琶持つ姿にちなみ妙音弁財天と称えられ、音楽芸能の導きの神として崇敬されている。

当社の例祭は5月5日。当社は、毎年7月の海の日に神奈川県茅ヶ崎市西浜海岸で行なわれる浜降祭に参加する一社である。

1月14日がどんど焼で、だんご焼とも呼ばれ、団子を焼いて食べれば風邪をひかず、書き初めを炊き上げれば書道が上達すると伝わる。

【ご利益】
家内安全・身体壮健・交通安全・学業成就・商売繁盛・金運
巖島神社 神奈川県茅ヶ崎市新栄町
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