平安期の和名抄に記載、8月例祭で明治初期の屋台3台宮入り
[住所]神奈川県高座郡寒川町一之宮1-21-10
[電話]0467-74-5989
八幡大神(はちまんおおかみ)は、神奈川県高座郡寒川町一之宮にある神社。一之宮八幡大神とも。参拝すれば、御朱印を頂ける。
江戸時代前期の元禄10年(1697年)の創立と伝わる。
一方で、鎌倉時代初期の武将である梶原景時(1140年-1200年)が一之宮に館を構え、鬼門除の神社として創建されたという説もある。
さらに遡り、平安時代の『和名類聚抄』に「左牟河波伊知乃三夜牟良」、つまり「さむかわいちのみやむら」とあることから、古くから奉祀されていたとも推定されている。
江戸時代後期の『新編相模国風土記稿』に「若宮八幡宮 妙光寺持」と記載されている。
御祭神は誉田別命。明治11年(1878年)12月、琴平社・天神社と、境内社だった荒神社・稲荷社の2社が合祀された。
現在までに、大日孁貴神・稲倉魂命・大山咋命・奥津比古命・奥津比女命・大雀命・菅原天神を祀る。若宮と呼ばれていたことを考えると、もとは大雀命を祀っていたのかもしれない。
例祭は8月第1日曜日。その前日の夜が宵宮で、一之宮の東・西・北の3町の屋台が各町内から出発し、太鼓・笛・鉦などによる囃子にのって、八幡宮をめざして巡行し、宮入する。
明治時代初期に各町内が浄財を出し合い、屋台を建造して始められた伝わっている。そのけやき造りの屋台3基が現存し、伝統の技により動く様は一見の価値ありとされる。
この屋台は、町の指定重要文化財に指定されている。屋台3台が落ち合う松戸橋、南部文化福祉会館付近交差点では多くの人が集まり、点燈された屋台の迫力に圧倒される。
ちなみに、この屋台文化が根付いたため、当時当社で建造された神輿が上赤羽根八雲大神に譲渡され、それが上赤羽根に現存している。
翌日の例祭当日には神輿が賑やかに繰り出す。また、当社は毎年7月の海の日に神奈川県茅ヶ崎市西浜海岸で行なわれる浜降祭(はまおりさい)に参加する一社である。
当社の境内には他に、地神塔・二十三夜供養塔・道祖神2体・玉垣建設碑・大震災記念碑・華表之記念・鈴木庄蔵君之碑・手洗石がある。
【ご利益】
厄災除け、方除け、開運招福、家内安全、地域安全
【関連記事】
・浜降祭とは? - 7月海の日、神奈川県茅ヶ崎市西浜海岸で行われる神輿一斉渡御
・神奈川県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、神奈川県に鎮座している神社の一覧
[電話]0467-74-5989
八幡大神(はちまんおおかみ)は、神奈川県高座郡寒川町一之宮にある神社。一之宮八幡大神とも。参拝すれば、御朱印を頂ける。
江戸時代前期の元禄10年(1697年)の創立と伝わる。
一方で、鎌倉時代初期の武将である梶原景時(1140年-1200年)が一之宮に館を構え、鬼門除の神社として創建されたという説もある。
さらに遡り、平安時代の『和名類聚抄』に「左牟河波伊知乃三夜牟良」、つまり「さむかわいちのみやむら」とあることから、古くから奉祀されていたとも推定されている。
江戸時代後期の『新編相模国風土記稿』に「若宮八幡宮 妙光寺持」と記載されている。
御祭神は誉田別命。明治11年(1878年)12月、琴平社・天神社と、境内社だった荒神社・稲荷社の2社が合祀された。
現在までに、大日孁貴神・稲倉魂命・大山咋命・奥津比古命・奥津比女命・大雀命・菅原天神を祀る。若宮と呼ばれていたことを考えると、もとは大雀命を祀っていたのかもしれない。
例祭は8月第1日曜日。その前日の夜が宵宮で、一之宮の東・西・北の3町の屋台が各町内から出発し、太鼓・笛・鉦などによる囃子にのって、八幡宮をめざして巡行し、宮入する。
明治時代初期に各町内が浄財を出し合い、屋台を建造して始められた伝わっている。そのけやき造りの屋台3基が現存し、伝統の技により動く様は一見の価値ありとされる。
この屋台は、町の指定重要文化財に指定されている。屋台3台が落ち合う松戸橋、南部文化福祉会館付近交差点では多くの人が集まり、点燈された屋台の迫力に圧倒される。
ちなみに、この屋台文化が根付いたため、当時当社で建造された神輿が上赤羽根八雲大神に譲渡され、それが上赤羽根に現存している。
翌日の例祭当日には神輿が賑やかに繰り出す。また、当社は毎年7月の海の日に神奈川県茅ヶ崎市西浜海岸で行なわれる浜降祭(はまおりさい)に参加する一社である。
当社の境内には他に、地神塔・二十三夜供養塔・道祖神2体・玉垣建設碑・大震災記念碑・華表之記念・鈴木庄蔵君之碑・手洗石がある。
【ご利益】
厄災除け、方除け、開運招福、家内安全、地域安全
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