太田道潅の江戸城稲荷の一つ、浜口家に下げ渡し、「失せ物探し」
[住所]東京都中央区日本橋小網町4-9
[電話]-

明星稲荷神社(めいせいいなりじんじゃ/みょうじょういなりじんじゃ)は、東京都中央区日本橋小網町にある神社。御朱印の有無は不明。

当社はもともと戦国時代、太田持資(太田道潅)が築城した江戸城内の大内山に鎮座していたという。

徳川家康が江戸入府した後、城内に多数奉斉されていた稲荷社を全て場外に移した。

当時、地頭職にあった小網町浜口家に下げ渡しになったのが当社で、浜口家屋敷内に地守り神として祀られるようになった。

その後、浜口家の所有地である小網町4丁目に社殿が建立された。大正12年(1923年)の大震災後の区画整理により小網町3丁目の現地に仮殿が建立された。

昭和8年(1933年)、浜口家と町内会役員の努力により、社殿復興を果たし、当時は御神徳を受ける参拝者で賑わったという。

現在の鳥居の柱には紀元弐千六百の文字が見え、昭和15年(1940年)に建立されたものだと分かる。

昭和20年(1945年)の戦災により、社殿が焼失。再び仮殿に奉安された。昭和43年(1968年)6月、当時の町会長・町会役員が中心となり社殿の新築計画が立てられた。

そこで、浜口家より所有地所の無償寄付を受け、町会会員などから寄付を募り、明治100年記念事業として社殿と小網町会館が建築された。

現在の社殿は、瑞垣の脇に設置された銅板製の奉納芳名碑によれば、平成25年(2013年)4月吉日に新築されたもの。

古来、「失せ物」を探していただける神としても有名で、「失せ物探しのお稲荷さん」として親しまれ、遠く京都・大阪方面からの参拝もあるという。

探していた指輪が見つかった、お祝いに包んだ5万円が無いと思い込んでいた場所に あったなど、の話があるといい、いつも誰かが油揚げを供えてくれるという。

【ご利益】
失せもの発見、商売繁盛、地域安全
明星稲荷神社 東京都中央区日本橋小網町
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