巴熊稲荷、もと盗賊の鳶沢某が繁盛して富沢町に、昭和に3稲荷合祀
[住所]東京都中央区日本橋富沢町7-18
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富沢稲荷神社(とみさわいなりじんじゃ、富澤稲荷神社)は、東京都中央区日本橋富沢町にある神社。御朱印の有無は不明。

創建年代は不詳。鎌倉時代初期の建久年間(1190年-1199年)ともされるが、根拠は不明。往古、巴熊稲荷神社と称していたという。

江戸時代、もと盗賊の鳶沢某は、幕府の盗賊取締りに協力することを条件に助命され、この地に住まいを与えられ、生計のために古着商の元締めを許可された。

手下を周辺に住まわせたことで、一帯は鳶沢町と呼ばれるようになった。この鳶沢町が大変賑わったため、鳶が富に改められ、富沢町あるいは冨沢町と呼ばれたという。

明治6年(1873年)1月16日、神田神社の兼務社となった。御祭神は、倉稲魂神

昭和25年(1950年)、元弥生町・新大阪町・元浜町3ヶ町それぞれの守護神である稲荷社が合祀され、現社号に改称、以来富沢町の守護神として祀られている。

下町情緒を残す人形町・水天宮前エリアで、三光稲荷神社の北東120メートルほどの地に鎮座する。境内には初姫稲荷神社がある。

【ご利益】
商売繁盛、事業成功、金運
富沢稲荷神社 東京都中央区日本橋富沢町
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