小田原から移された池洲屋敷より出現した稲荷、旧旅籠町の守護神
[住所]東京都中央区日本橋堀留町2-4-10
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池洲神社(いけすじんじゃ)は、東京都中央区日本橋堀留町にある神社。池洲稲荷神社とも呼ばれる。御朱印の有無は不明。

創建年代は不詳。往昔、日本橋通り旅籠町に小田原より移した池洲屋敷があり、その池沼より出現した稲荷だという。

あるいは、喜久井大納言という人物が池の洲に建立したのが当社の始まりだともいう。ただし、喜久井大納言は不詳。

旧別当は延寿院で、旧日本橋通旅籠町、現在の日本橋大伝馬町堀留2丁目の町内守護神として崇敬された。御祭神は倉稲魂命

『東京名所図会』にも「池州稲荷社」とあり、「池洲は即ち生簀にて。魚を飼置く所の稱なり」とある。

明治6年(1873年)1月16日、神田神社の兼務社となる。一部資料では、日枝神社の兼務社ともあるが、神田神社が正しいようだ。

社殿は江戸時代後期の天保2年(1832年)に改築されたが、大正12年(1923年)の関東大震災で炎上した。

大正14年(1925年)、社殿を再建、補修もされたが、昭和20年(1945年)に戦災により全焼した。

昭和24年(1949年)5月、由緒ある社の保存が望まれたため、奉賛会が組織され、再建に着手、同年10月に竣工した。

現在は、大通りから一本入った路地の中に、ビルとビルの間に、大伝馬町二之部町会集会所の敷地内に静かに鎮座する。狭い参道は、自転車置き場も兼ねている。

【ご利益】
商売繁盛、事業成功、地域安全
池洲神社 東京都中央区日本橋堀留町
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