常陸麻生藩新庄家の邸内社? 昭和に両稲荷を合併して改称とも
[住所]東京都中央区日本橋浜町3-30-6
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大廣神社(おおひろじんじゃ)は、東京都中央区日本橋浜町にある神社。御朱印の有無は不明。

創建年代や由緒は不詳。旧日本橋区の最東端に位置した隅田川沿いの街、江戸湊の入江よりだいぶ北側に位置しており、浜町の地名由来も不詳。

江戸時代、浜町全域が武家屋敷が集まっていた地域で、松平・水野・牧野・稲葉といった屋敷が東西に細長く割り当てられ、民家や商家らしきものはなかった。

当社の位置は、常陸麻生藩の新庄駿河守屋敷があった場所だといい、新庄家の邸内社だった可能性が指摘されている。

社号標石兼合祀記念碑によれば、大橋稲荷神社と末廣稲荷神社を合祀して、昭和42年(1967年)10月に現社号に改称したという。

ただし、その背面には昭和27年(1952年)5月吉日再建とも刻まれている。

ビルの合間の狭い境内地には、明神鳥居二つ、手水舎、拝殿がある。また、拝殿の両脇に狛狐が二対安置されている。

手前側はふっくらしたフォルムで、右が阿形で子抱き、左が吽形で宝珠を抱える。奥側はシャープな輪郭で、右がわずかに口を開いた阿形で子抱き、左が吽形で宝珠を抱える。

例祭は初午の日。神殿前に御供物が並べられ、地域の人々らで斎行されるという。

【ご利益】
商売繁盛、厄災除け、家内安全
大廣神社 東京都中央区日本橋浜町
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