神田明神と同時期の勧請・創建とも、戦後改めて伏見稲荷を勧請
[住所]東京都千代田区神田司町2-4
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真徳稲荷神社(しんとくいなりじんじゃ)は、東京都千代田区神田司町にある神社。正一位真徳稲荷大明神とも。御朱印の有無は不明。

神田児童公園の北側の細い路地を入ったところに鎮座する。仏教系の堂にも思える屋根瓦の社殿。境内地は狭いが、大きな鳥居が建立されている。

創建年代は不詳だが、神田明神の鎮座と同時期に京都伏見稲荷大明神の御分霊を勧請したものと伝えられている。

神田神社の鎮座は、奈良時代の天平2年(730年)。相当古い稲荷ということになる。御祭神は宇迦之御魂神

現在の神田司町2丁目は、神田三河町2丁目で、明治6年(1873年)、当社は神田明神の兼務社となった。

大正12年(1923年)9月1日の関東大震火災では、当町内の犠牲者が極めて少なかったため、当社の御加護によるとして、崇敬の念が深まったという。

第二次世界大戦において、昭和20年(1945年)2月25日の空襲による戦災で焼失、神田司町内の二稲荷社を仮社殿に合祀した。

戦後になり、昭和27年(1952年)、当社を含む三稲荷社を伏見稲荷大社に遷座、改めて御分霊を勧請して、当社が再建された。

例祭は旧暦2月の午の日で、その前日が宵宮。司町二丁目町会を中心に準備が進められ、当日は神田神社から神職を招いて神事が行なわれる。他に、2月3日には節分祭が行なわれる。

【ご利益】
商売繁盛、厄災除け、火防
真徳稲荷神社 東京都千代田区神田司町
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