平安期に富士浅間を勧請、旧芝生村の鎮守、6月に例大祭
[住所]神奈川県横浜市西区浅間町1-19-10
[電話]045-311-2891

浅間神社(せんげんじんじゃ)は、神奈川県横浜市西区浅間町にある神社。近代社格では村社。芝生浅間神社とも。「浅間さま」として親しまれている。参拝すれば、御朱印を頂ける。

平安時代の承暦4年(1080年)、富士浅間神社の御分霊を奉祀したという。あるいはその末期の文治元年(1186年)、源頼朝が勧請したとも。

後者によれば、橘樹郡神奈川在芝生村に富士山の形状の山地あるをトして社殿を創築し、富士浅間神社の御分霊を奉祀して創祀したという。

どちらにしろ、旧芝生村(しぼうむら)の鎮守。横穴古墳が密集する袖すり山と呼ばれる丘の上に立地しており、「袖すり山の浅間神社」とも呼ばれることがある。

当地は袖ヶ浦(入江)に面した帷子川の河口港として栄え、江戸時代は東海道五十三次の神奈川宿と程ヶ谷宿の間の宿だった。

『新編武蔵風土記稿』芝生村の条にも「富士浅間社」とある。別当として香象院が奉仕し、後述の「富士の人穴」などを紹介、末社に、妙見社・神明宮が記載されている。

幕末の横浜開港の際には、当社門前より横浜(現・関内)に到る「横浜道」が整備された。

浅間町字神明の山上の神明宮と、浅間町字鹿島の鹿島神社を明治41年(1908年)8月15日に合祀した。

関東大震災や太平洋戦争で社殿は焼失し、現在の社殿は戦後になってから再興されたものである。

本殿は二階建の浅間造。これは官幣大社浅間神社の社殿の形状を縮小設計し、昭和34年(1959年)に竣工したもの。

地名に関して、「芝生(しぼう)」は縁起が悪いため、当社にちなんで浅間町と改名された。

御祭神は木花咲耶姫命、相殿に天照大神武甕槌命を祀る。例祭は6月1日で、例大祭。浅間さまのお祭として親しまれている。露店やお神輿は6月第1土・日曜日。

土曜日は宮神輿巡行、日曜日は氏子神輿8基による連合渡御が威勢よく街に繰り出す。また、両日とも浅間下の参道(旧東海道)には、約400店もの露店が立ち並ぶ。

活気に満ちた横浜の下町情緒あふれる祭りとして知られる。また、9月10日に、神明鹿島合祀記念祭がある。

境内社に、小嶽社・稲荷社・招魂社がある。また、浅間幼育園がある。浅間神社境内横穴古墳群が、境内を中心に、周辺に群集している。地域の有力豪族の墓と伝えられる。

その中で境内西側にあった横穴古墳のひとつが「富士の人穴」と呼ばれた。富士山につながっていると伝えられていた。江戸時代は名所だったが、周辺の開発によって取り壊された。

裏手にある石段は、黒澤明監督の昭和18年(1943年)公開の映画『姿三四郎』の舞台となった。

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浅間神社 神奈川県横浜市西区浅間町
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