江戸前期に上台寺開基の斎藤坊が勧請・創建、山王鳥居が近年倒壊か
[住所]東京都北区田端3-20-2
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田端日枝神社(たばたひえじんじゃ)は、東京都北区田端にある神社。近代社格では無格社。現在は田端八幡神社の兼務社である。御朱印の有無は不明。

江戸時代前期の寛永元年(1624年)、上台寺(上台院)を開山した斎藤坊が碓氷峠の山王権現を勧請し、田端村早川の鎮守として、上台寺境内に創建したと伝わる。

碓氷峠の山王権現は不詳。その後、当社は廃絶したが、明暦元年(1655年)に再建された。江戸時代には上台寺や、普門寺と隣接していたという。

『東京都神社名鑑』では、「元禄9年(1696年)2月10日、田端村上台院時代三世日義」という名義の由緒の記録を、越後本山本成寺の記録より写す、とある。

御祭神は、大山咋神。鳥居は山王鳥居、拝殿は戦後の再建。本殿は明治時代の建造された大型の石祠である。本殿横に末社が鎮座する。ただし、近年鳥居が倒壊したようだ。

階段下の鳥居元に、大正12年(1923年)奉納の、阿形が左で吽形が右という、変わった配置の、劣化の激しい狛犬がある。

【ご利益】
家内安全、地域安全
田端日枝神社 東京都北区田端
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