幕末に大流行した端唄に記載された吉原・浅草界隈の稲荷
『紀伊の国』は、幕末から明治にかけて、全国的に大流行した端唄である。『紀伊の国』の歌詞は以下の通り。
なぜ、紀伊の国、これは船玉神社のこととも、熊野本宮大社のことともされるが、そこから始まって吉原の話に進むのかは不明。
ともかく、文字通り全国的に大流行したらしい。岩手県釜石市の御船祭に詠われた船歌も、この『紀伊の国』の歌詞が用いられており、「その流行の広がりには、テレビもラジオもない時代としては、驚異的のもの」(端唄「紀伊の国」、船玉神社)。
詳細は上記のリンク先が詳しいが、この『紀伊の国』がなぜ人気になったのか、は、それが吉原のことを歌ったものであり、多くの人に共感とあこがれを生じさせたからだろうという。
実際これらの稲荷、往時には吉原遊郭の多くの遊女が参拝しただろうし、これらの稲荷は「吉原」そのものを象徴し、連想させたと思われる。
この『紀伊の国』で謳われた稲荷は、すでに小祠程度になってしまっているものや、境内社になっているもの、合社されているものなどもあるが、すべて現存する。
いずれも江戸時代に錦絵などに盛んに書かれるなど江戸の名所で、往時は大人気だった。これら稲荷を巡れば、今でも江戸情緒に触れられる。

[特徴]奈良期の勧請、浅草「靴まつり」
[住所]台東区清川2-13-20
[電話]03-3872-3411

[特徴]東京スカイツリーのお膝元、三井グループ
[住所]墨田区向島2-5-17
[電話]03-3622-2672

[特徴]吉原通いの定番、日本一の力持ちの力石
[住所]台東区浅草6-42-8
[電話]-

[特徴]頼朝が創祀、早雲が小田原城へ、後に江戸へ
[住所]台東区浅草5-48-9
[電話]-

[特徴]境内社に真先稲荷、招来稲荷
[住所]荒川区南千住3-28-58
[電話]03-3801-6425

[特徴]吉原稲荷五社の一つ、明治期に合社
[住所]台東区千束3-20-2
[電話]03-3872-5966
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(歌詞)
紀伊の国は 音無川の水上に 立たせたまふは
船玉山 船玉十二社 大明神
さて東国にいたりては 玉姫稲荷が 三囲へ 狐の嫁入り
お荷物を 担へは 強力稲荷さま
頼めば田町の袖摺も さしづめ今宵は待ち女郎
仲人は真前 真黒九郎助稲荷につまされて
子まで生したる信太妻
(読み)タイトル自体は歌詞の冒頭を採ったものだと思うが、内容の70%にあたる「さて東国にいたりては」以降はすべて、吉原・浅草界隈の稲荷神社である。
きいのくには おとなしがわのみなかもに たたせたまふは
せんぎょくさん せんぎょくじゅうにしゃ だいみょうじん
さてとうごくにいたりては たまひめいなりが みめぐりへ きつねのよめいり
おにもつを かつへは ごうりきいなりさま
たのめばたまちのそでふりも さしづめこよいはまちじょろう
なこうどはまっさき まっくろくろすけいなりにつまされて
こまでなしたるしのだづま
なぜ、紀伊の国、これは船玉神社のこととも、熊野本宮大社のことともされるが、そこから始まって吉原の話に進むのかは不明。
ともかく、文字通り全国的に大流行したらしい。岩手県釜石市の御船祭に詠われた船歌も、この『紀伊の国』の歌詞が用いられており、「その流行の広がりには、テレビもラジオもない時代としては、驚異的のもの」(端唄「紀伊の国」、船玉神社)。
詳細は上記のリンク先が詳しいが、この『紀伊の国』がなぜ人気になったのか、は、それが吉原のことを歌ったものであり、多くの人に共感とあこがれを生じさせたからだろうという。
実際これらの稲荷、往時には吉原遊郭の多くの遊女が参拝しただろうし、これらの稲荷は「吉原」そのものを象徴し、連想させたと思われる。
この『紀伊の国』で謳われた稲荷は、すでに小祠程度になってしまっているものや、境内社になっているもの、合社されているものなどもあるが、すべて現存する。
いずれも江戸時代に錦絵などに盛んに書かれるなど江戸の名所で、往時は大人気だった。これら稲荷を巡れば、今でも江戸情緒に触れられる。
玉姫稲荷 玉姫稲荷神社

[特徴]奈良期の勧請、浅草「靴まつり」
[住所]台東区清川2-13-20
[電話]03-3872-3411
三囲 三囲神社

[特徴]東京スカイツリーのお膝元、三井グループ
[住所]墨田区向島2-5-17
[電話]03-3622-2672
強力稲荷 合力稲荷神社

[特徴]吉原通いの定番、日本一の力持ちの力石
[住所]台東区浅草6-42-8
[電話]-
田町の袖摺 袖摺稲荷神社

[特徴]頼朝が創祀、早雲が小田原城へ、後に江戸へ
[住所]台東区浅草5-48-9
[電話]-
真前 石浜神社

[特徴]境内社に真先稲荷、招来稲荷
[住所]荒川区南千住3-28-58
[電話]03-3801-6425
真黒九郎助稲荷 吉原神社

[特徴]吉原稲荷五社の一つ、明治期に合社
[住所]台東区千束3-20-2
[電話]03-3872-5966
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