秋田藩佐竹氏藩邸の鬼門除け、7月に七夕絵どうろうまつり
[住所]東京都千代田区内神田3-10-1
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佐竹稲荷神社(さたけいなりじんじゃ)は、東京都千代田区内神田にある神社。近代社格では無格社。現在は神田神社の兼務社。御朱印の有無は不明。

江戸時代前期の寛永12年(1635年)、当地に江戸屋敷を構えた秋田藩佐竹氏が藩邸の鬼門除けのため邸内社として創建したのが起源。

明治2年(1869年)、その家紋が扇に旭だったことにより、旭町と命名して町家となり、以来同町の鎮護の神として、丑寅の一隅に安置された。

御祭神は宇迦之御魂神。大正12年(1923年)の関東大震火災後、区画整理によって、現在地に遷座した。

七夕にちなんで秋田県湯沢市で毎年8月に七夕絵どうろうまつりが行われているが、当社縁起の縁で、その1ヶ月前の7月、当地の神田でもイベントが行われるようになった。

神田・秋田湯沢七夕絵どうろうまつりと呼ばれるこのイベントでは、湯沢南家佐竹太鼓、西馬音内盆踊りが披露され、湯沢の物産直売会、秋田弁会話教室などもある。

大抽選会、はしご酒ラリーなどもあり、数十万人の人出で賑わう。

当社は、商店街の一角に、飲食店などと一緒に並んでおり、正面から見ると社殿が民家に組み込まれているような造り。

小さいながらも隅々まで手入れが行き届いており、地元に愛されていることが良くわかる。いまだに熱心な参拝者が後を絶たない。

今では火伏の神様、商いの神様として商店街のシンボル的存在。商店街は「激辛」煎餅が名物の「神田淡平」、老舗の鰻にラーメンと魅力的なグルメスポットとしても有名。

神田駅西口商店街、当社から二つ先の十字路を左折すると、ビルとビルの間に挟まれて神田出世不動尊がある。

【ご利益】
火防、商売繁盛
佐竹稲荷神社 東京都千代田区内神田
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