江戸中期には牛頭天王社として祇園会、留原村の総鎮守
[住所]東京都あきる野市留原320
[電話]-

八坂神社(やさかじんじゃ)は、東京都あきる野市留原にある神社。近代社格では村社。留原八坂神社とも。「天王さま」と親しまれている。御朱印の有無は不明。

創立年代は不詳。江戸時代までは牛頭天王社として、留原村の総鎮守であり、天王山地蔵院が別当として奉仕していた。

江戸時代中期の元文5年(1740年)の棟札には、当社の本地佛十一面観音の造像由来および、尾張国津島神社祭神須佐之男命牛頭天王を勧請し、毎年6月15日に祇園会の祭礼を修業した旨が記されている。

明治2年(1869年)8月20日、八坂神社(須佐之男命)、稲荷明神(宇賀魂神)、第六天神社(面足命惶根命)の3社が合社した。

明治6年(1873年)、村社に列し、昭和4年(1929年)6月、神饌幣帛料供進神社に指定された。

現在の本殿が再建されたのは、江戸時代後期の天保12年(1841年)8月22日で、昭和25年(1950年)6月5日、留原村東1番地より移り、現社殿に新築された。

本殿は一間社流造、総檜彫刻付。覆屋は神明造。拝殿は入母屋造向拝付。鳥居は木造で、明神作り。狛犬は砂岩。石燈籠と手水鉢は天然石。

例祭は8月最終日曜日。神輿渡御と山車の巡行がある。留原はやし保存会があり、囃子を継承している。

留原囃子は明治20年(1887年)頃、現在のあきる野市引田にあたる引田村から伝えられ、旧五日市町に祭囃子を広めた伝承の起点。

大正年間(1912年-1926年)初め、留原から五日市の榮町にお囃子が伝えられたという。

【ご利益】
厄災除け、病魔退散、無病息災、五穀豊穣、商売繁盛
八坂神社 東京都あきる野市留原
【関連記事】
東京都の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、東京都に鎮座している神社の一覧