大荷田丘陵の東の金峯山蔵王権現、室町期の鰐口や室町以来の獅子舞
[住所]東京都青梅市友田町5-565
[電話]-
友田御嶽神社(ともだみたけじんじゃ)は、東京都青梅市友田町にある神社。近代社格では村社。御朱印の有無は不明。
創建年代は不詳。当地にはかつて武蔵御嶽神社の供田があったことから、武蔵御嶽神社の御分霊を勧請して創建したと伝えられる。
金峯山蔵王権現と称し、室町時代の寛正年間(1460年-1465年)には三田氏が再建したという。
この時のものと思われる寛正4年(1463年)在銘の鰐口が現存し、現在は市の有形文化財に指定されている。
江戸時代になり、その前期の寛永年間(1624年-1644年)と、中期の寛政年間(1789年-1801年)、村民がやはり造営した。
別当は新義真言宗華蔵院。『新編武蔵風土記稿』友田村の条にも「蔵王権現社」とあり、「寛正の鰐口」「例祭年々九月廿九日、獅子舞あり」などとある。
この獅子舞は、現在も当社例祭で奉納される。一説によると、室町時代の文明12年(1480年)、僧賢海が友田山光岸寺を建立した際、獅子の歌を作曲して舞ったのが始まり。
明治4年(1871年)、御嶽神社に改称、明治6年(1873年)には村社に列し、明治43年(1910年)2月4日に愛宕神社を合祀した。
御祭神は、広国押武金日命・日本武尊・軻遇突知神。昭和53年(1978年)9月、現在の鉄筋コンクリート造の社殿が完成した。例祭は9月29日。
現在は9月最終日曜日に、先述した獅子舞が奉納される。現在は友田町郷土芸能保存会による。
友田町3丁目自治会館前に一同が勢ぞろいし、それから当社に向かって道中。行列は「友田町行事」と書かれた提灯を持つ年番の2人が先頭に立つ。
その後ろに万灯2人・ホラ貝吹き・天狗・棒使い2人・ササラ摺すり4人・獅子3人・笛方8人・金棒4人・神官2人・各種団体の役員が並ぶ。
当社に到着すると、大太鼓が打ち鳴らされ、神事が行われる。その後、社殿前の広場で獅子舞が奉納される。
4人のササラ摺りが舞場の四隅に立つ中で、最初に、棒使いが棒を合わせて場固めを演じる。
第一庭は大獅子の「笹掛り」で、中獅子(雌)を巡って、2匹の大獅子(雄)が争う内容。
獅子はいずれも赤塗りの獅子頭で、先獅子は2本のネジリ角、後獅子は2本の先細の棒角を持ち、中獅子は金色の宝珠を抱いている。
第二庭は賑やかな「花踊り」で、天狗と獅子がササラ摺りの間に入り、輪になって踊る。第三庭は大獅子による「花掛り」で、1時間前後に渡って舞われる。
夜の部もあり、第四庭、第五庭が行われる。
境域の背後、南には、大荷田丘陵と通称される丘陵地が広がる。雑木林の残された大荷田丘陵には、多くの生き物が生息する。
年間約80種の野鳥の他、トウキョウサンショウウオやキツネ、タヌキなどの姿も見られる。当社の境域は、大荷田丘陵の東の一角に相当し、現在は市の史跡に指定されている。
【ご利益】
諸願成就、身体壮健、火防、無病息災

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創建年代は不詳。当地にはかつて武蔵御嶽神社の供田があったことから、武蔵御嶽神社の御分霊を勧請して創建したと伝えられる。
金峯山蔵王権現と称し、室町時代の寛正年間(1460年-1465年)には三田氏が再建したという。
この時のものと思われる寛正4年(1463年)在銘の鰐口が現存し、現在は市の有形文化財に指定されている。
江戸時代になり、その前期の寛永年間(1624年-1644年)と、中期の寛政年間(1789年-1801年)、村民がやはり造営した。
別当は新義真言宗華蔵院。『新編武蔵風土記稿』友田村の条にも「蔵王権現社」とあり、「寛正の鰐口」「例祭年々九月廿九日、獅子舞あり」などとある。
この獅子舞は、現在も当社例祭で奉納される。一説によると、室町時代の文明12年(1480年)、僧賢海が友田山光岸寺を建立した際、獅子の歌を作曲して舞ったのが始まり。
明治4年(1871年)、御嶽神社に改称、明治6年(1873年)には村社に列し、明治43年(1910年)2月4日に愛宕神社を合祀した。
御祭神は、広国押武金日命・日本武尊・軻遇突知神。昭和53年(1978年)9月、現在の鉄筋コンクリート造の社殿が完成した。例祭は9月29日。
現在は9月最終日曜日に、先述した獅子舞が奉納される。現在は友田町郷土芸能保存会による。
友田町3丁目自治会館前に一同が勢ぞろいし、それから当社に向かって道中。行列は「友田町行事」と書かれた提灯を持つ年番の2人が先頭に立つ。
その後ろに万灯2人・ホラ貝吹き・天狗・棒使い2人・ササラ摺すり4人・獅子3人・笛方8人・金棒4人・神官2人・各種団体の役員が並ぶ。
当社に到着すると、大太鼓が打ち鳴らされ、神事が行われる。その後、社殿前の広場で獅子舞が奉納される。
4人のササラ摺りが舞場の四隅に立つ中で、最初に、棒使いが棒を合わせて場固めを演じる。
第一庭は大獅子の「笹掛り」で、中獅子(雌)を巡って、2匹の大獅子(雄)が争う内容。
獅子はいずれも赤塗りの獅子頭で、先獅子は2本のネジリ角、後獅子は2本の先細の棒角を持ち、中獅子は金色の宝珠を抱いている。
第二庭は賑やかな「花踊り」で、天狗と獅子がササラ摺りの間に入り、輪になって踊る。第三庭は大獅子による「花掛り」で、1時間前後に渡って舞われる。
夜の部もあり、第四庭、第五庭が行われる。
境域の背後、南には、大荷田丘陵と通称される丘陵地が広がる。雑木林の残された大荷田丘陵には、多くの生き物が生息する。
年間約80種の野鳥の他、トウキョウサンショウウオやキツネ、タヌキなどの姿も見られる。当社の境域は、大荷田丘陵の東の一角に相当し、現在は市の史跡に指定されている。
【ご利益】
諸願成就、身体壮健、火防、無病息災

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