元禄期に移住してきた人たちが坐摩神社を勧請、7月布団太鼓の巡行
[住所]大阪府大阪市浪速区浪速西3-10-23
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浪速神社(なにわじんじゃ)は、大阪府大阪市浪速区浪速西にある神社。坐摩神社の境外末社である。御朱印の有無は不明。

大坂城築城に際して、坐摩神社は移転を強いられ、南渡辺に住んでいた人たちは現在の坐摩神社の地、久太郎町に移った。

川向こうの北渡辺(新羅江)の人たちは、江戸時代前期の元禄年間(1688年-1704年)にようやく現在の浪速区の地に移った。

そのうち、一部の人たちは当社現在地の西にある白木神社を氏神としたが、当地の人たちは坐摩神社を勧請、氏神とした。これが当社の起源である。

本社の坐摩神社と同じ、生井神・福井神・綱長井神・波須波神波比岐神という5柱の神を坐摩大神(いかすりのおおかみ)として祀り、猿田彦大神を併せて祀る。

大祭として、元旦祭、春祭、夏祭、秋祭があり、特に7月21日・22日の夏祭は布団太鼓の巡行が賑やかに行われている。

境内末社に、白金大神・白辰大神・白髭稲荷大神がある。他に、忠魂碑と相撲場がある。南北に鳥居があって、北側の鳥居近くに磐座が祀られている。

神社前公園には昭和20年(1945年)3月13日の大阪大空襲による犠牲者の供養塔が昭和52年(1977年)に建てられ、再び戦争をしないとの願いと平和への祈りが込められている。

昭和60年(1985年)には、無縁仏の供養のため五輪塔が建てられた。

【ご利益】
住居守護の神、旅行・交通安全の神、安産の神
浪速神社 大阪府大阪市浪速区浪速西
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