鎌倉初期創建の氷川社が村山貯水池建設で熊野社と合祀
[住所]東京都東大和市清水3-786
[電話]-
清水神社(しみずじんじゃ)は、東京都東大和市清水にある神社。近代社格では村社。御朱印の有無は不明。
鎌倉時代初期の建保2年(1214年)の創建と伝えられる。氷川社と称して石川の谷ツに鎮座していたため、石川の氷川神社とも呼ばれた。
江戸時代には社領5石の御朱印状を拝領していたという。この徳川初期からの御朱印状が現存し、現在は市の重宝に指定されている。
宅部・清水・内堀・日向・境・廻田・後ケ谷の7ヶ村の総鎮守で、江戸時代後期、『新編武蔵風土記稿』清水村の条にも「氷川社」とある。
それによれば、「神體とするもの繪馬の如にして、表は素盞鳴尊・稲田姫・猿田彦、左右に貌狛を彩色にして寫したれども、剥落してかすかに残れり、永禄十二年の裏書あり」とある。
永禄12年は、戦国時代の1569年。また、この氷川社の別当は「本山修験、本郡府中宿門前坊の配下にて、村内園達院(円達院)持」とある。
明治5年(1872年)、あるいは明治8年(1875年)に村社に列した。大正5年(1916年)、村山貯水池の建設が立案され、石川の地は貯水池の湖底になることになった。
そこで大正8年(1919年)ごろ、熊野神社と合祀して、現在地に遷座、社殿などもすべて移築して、字名をとり、現社号に改称した。
この熊野神社も『新編武蔵風土記稿』清水村の条に「熊野社」とある。「村の中央成就院の境内後にあり、この邊の鎮守なり」などと記載されている。
平成になり、社殿移築後80年を過ぎて、その老朽化が目立ったため、社殿建替えが行われ、新築された。
御祭神は素盞嗚尊・大己貴尊・稲田姫命。これは氷川社の御祭神だと思われるが、熊野神社の御祭神は不詳。
例祭は8月18日。夜店も出て、境内は多くの人で賑わう。幕末に始まったといわれる清水囃子が伝えられている。
往時、お囃子の練習は農家が暇になる冬に行われ、練習場は当社境内の公会堂で、毎日寒稽古が続き、当社の森には笛や太鼓の音が響き渡ったという。
その後、一度は途絶えたが、戦後の昭和28年(1953年)に再開され、現在も引き継がれ、当社祭礼や市の催しなどで演じられている。
境内には、その伝統を伝えるモニュメント「清水囃子」がある。
【ご利益】
厄災除け、病気平癒、夫婦和合、家内安全

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鎌倉時代初期の建保2年(1214年)の創建と伝えられる。氷川社と称して石川の谷ツに鎮座していたため、石川の氷川神社とも呼ばれた。
江戸時代には社領5石の御朱印状を拝領していたという。この徳川初期からの御朱印状が現存し、現在は市の重宝に指定されている。
宅部・清水・内堀・日向・境・廻田・後ケ谷の7ヶ村の総鎮守で、江戸時代後期、『新編武蔵風土記稿』清水村の条にも「氷川社」とある。
それによれば、「神體とするもの繪馬の如にして、表は素盞鳴尊・稲田姫・猿田彦、左右に貌狛を彩色にして寫したれども、剥落してかすかに残れり、永禄十二年の裏書あり」とある。
永禄12年は、戦国時代の1569年。また、この氷川社の別当は「本山修験、本郡府中宿門前坊の配下にて、村内園達院(円達院)持」とある。
明治5年(1872年)、あるいは明治8年(1875年)に村社に列した。大正5年(1916年)、村山貯水池の建設が立案され、石川の地は貯水池の湖底になることになった。
そこで大正8年(1919年)ごろ、熊野神社と合祀して、現在地に遷座、社殿などもすべて移築して、字名をとり、現社号に改称した。
この熊野神社も『新編武蔵風土記稿』清水村の条に「熊野社」とある。「村の中央成就院の境内後にあり、この邊の鎮守なり」などと記載されている。
平成になり、社殿移築後80年を過ぎて、その老朽化が目立ったため、社殿建替えが行われ、新築された。
御祭神は素盞嗚尊・大己貴尊・稲田姫命。これは氷川社の御祭神だと思われるが、熊野神社の御祭神は不詳。
例祭は8月18日。夜店も出て、境内は多くの人で賑わう。幕末に始まったといわれる清水囃子が伝えられている。
往時、お囃子の練習は農家が暇になる冬に行われ、練習場は当社境内の公会堂で、毎日寒稽古が続き、当社の森には笛や太鼓の音が響き渡ったという。
その後、一度は途絶えたが、戦後の昭和28年(1953年)に再開され、現在も引き継がれ、当社祭礼や市の催しなどで演じられている。
境内には、その伝統を伝えるモニュメント「清水囃子」がある。
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