江戸中期勧請の野塩の鎮守、旗本匂坂氏の創建とも、西武線で二分
[住所]東京都清瀬市野塩3-68
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野塩八幡神社(のしおはちまんじんじゃ)は、東京都清瀬市野塩にある神社。近代社格では村社。御朱印の有無は不明。

江戸時代中期の宝永元年(1704年)5月の創建と伝わる。野塩の守護神、鎮守として崇敬されてきた。

一方で、当地は江戸時代前期の元禄年間(1688年-1704年)まで旗本匂坂氏の領地で、当社も匂坂氏によって村の鎮守として創建されたとも。

元禄と宝永は続いているので、同じことを指しているとも考えられるが。

『新編武蔵風土記稿』野監村の条にも「八幡社」とあり、「松杉の古木生しげれり」などと記載されている。別当寺は円福寺だったという。

御祭神は応神天皇。御神体は馬上八幡神石像とされる。明治6年(1873年)には村社に列した。

かつて、社殿は右奥に建立されたという。西武池袋線が境内を二分、参道も線路で行きどまりとなり、現在の所に移築したともいう。現在、社殿の建替えが進んでいる。

拝殿横には塚があり、塚の前に御山供養塔、塚の途中に小祠があって、塚の上に明治7年(1874年)造立の御嶽大神社の石碑がある。

【ご利益】
厄災除け、地域安全、家内安全
野塩八幡神社 東京都清瀬市野塩
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