国分寺崖線上に観音寺と並んで西面、中藤新田の鎮守
[住所]東京都国分寺市西町2-27-10
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神明社(しんめいしゃ)は、東京都国分寺市西町にある神社。近代社格では村社。そのため、村社神明社と表記されることもある。御朱印の有無は不明。

『北多摩神社誌』によれば、江戸時代中期の享保年間(1716年-1735年)、新田開発に伴い、入植者達が鎮守として奉斉したもの。

付近はかつて中藤新田と称され、親村は現在の武蔵村山市の中藤村で、同村が3組に分かれ、名主の内野佐兵衛による佐兵衛組と渡辺源蔵による源蔵組が開発を行った。

元文元年(1736年)の「中藤村新田検地帳」に、源蔵組は観音寺の持地で、「神明社除地長四拾間、横拾五間」とあり、社地は600坪ほど。

西町神明社とも、国分寺神明社とも呼ばれる。市域の西部、多摩川が刻んだ立川崖線西縁、観音寺の北側に位置し、正面の崖下に古道が走っている。

境内地は崖線の高低差を利用し、この国分寺崖線上に観音寺と並んで西面している。観音寺とともに当地の開発当初から計画的に配置されたことがうかがえる。

『新編武蔵風土記稿』には記載がない。明治7年(1874年)1月、村社に列し、この時の氏子は24戸。

『北多摩神社誌』によれば、昭和3(1928年)、御大典記念事業として本殿・拝殿などの建築を行ったという。

社殿は神明造りで、本殿、本殿覆殿、拝殿、境内末社などからなり、御祭神は天照皇大御神。例祭は9月21日。

【ご利益】
五穀豊穣・商売繁盛、開運招福、家内安全
神明社 東京都国分寺市西町
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