桃山期に本願寺の守護神として勧請・創建、9月例大祭で見事な山車
[住所]東京都府中市白糸台5-20-4
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車返八幡神社(くるまがえしはちまん)は、東京都府中市白糸台にある神社。近代社格では村社。ただ単に八幡神社とも。現在は國領神社の兼務社。御朱印の有無は不明。

創立年代は不詳とされるが、安土桃山時代の天正年間(1573年-1592年)、当字本願寺守護神として、同寺境内除地に勧請して、村民あげて産土神と崇敬したと伝わる。

御祭神は、品陀和気神。『新編武蔵風土記稿』車返村本願寺の項にも「八幡宮」とあり、「境内東の方にあり、九尺に一丈二尺の覆屋、村の鎮守なり」とある。

また、「神體長八寸餘、束帶して弓箭を持せり、近来の彫刻とみゆ」「例祭九月十九日」などとある。

明治8年(1875年)、村社に列した。例祭は9月18日で、現在は9月上旬の週末に秋祭りが行われている。

秋祭りでは、土曜日に大太鼓、神輿・山車の巡行、翌日は境内でのよさこい演舞、子供相撲、お囃子などで盛り上がる。

当社の見事な山車は地元宮大工の手によるこだわりの逸品。普通は上に使う枡組(ますぐみ)が床下に美しく組まれているのが特徴で、それを見てもらうために横の垂れ幕は付けない。

2トン以上もある山車は太鼓や神輿とともに子供たちに引かれながら一日かけて地域内を回る。

【ご利益】
厄災除け、地域安全、家内安全、身体壮健
車返八幡神社 東京都府中市白糸台
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