室町期の勧請、大イチョウ、10月に長提灯、ふとん太鼓・だんじり
[住所]大阪府東大阪市稲田本町2-1-44
[電話]06-6748-3120

稲田八幡神社(いなだはちまんじんじゃ)は、大阪府東大阪市稲田本町にある神社。近代社格では村社。稲田八幡宮とも。参拝すれば、御朱印を頂ける。

「稲田桃」で知られている稲田の地は、古くは新開池へ合流していた旧蔆江川の両岸に営まれた集落だった。

『稲田村由来記』によれば、室町時代の中頃、東方に屋敷割と呼ばれる所があり、観音樋の西側に人家が18軒あった。

その氏神として、永享3年(1431年)に誉田八幡宮を勧請して当社が創建された。御祭神は、仲哀天皇神功皇后応神天皇

鎮座地は字宮の町と呼ばれた。境内の一際高い木が御神木のイチョウ。樹齢は約500年とされ、樹高約35メートル・幹周5メートルもある古木。市の天然記念物。

稲田は、南町・中町・橋本町・北町・旭町の5ヶ町に分かれ、宵宮10月21日、本祭り22日の秋祭りでは、宵宮に各町内から伊勢音頭を歌いながら、長提灯の宮入が盛大に行われる。

また、近くの土・日曜日には、ふとん太鼓1台、だんじり4台の曳行がある。

社殿は、透かし塀と本殿が印象的。拝殿の前には昭和58年(1983年)10月建立の狛犬がある。境内施設や御神木のバランスのよい配置でも知られている。

境内社に、神明社(天照皇大神豊受大神)がある。境内には、日露戦争の記念碑がある。砲弾が8個安置されている。また、イチョウの他、クスノキの御神木もある。

【ご利益】
厄災除け、子宝・安産、家内安全、諸願成就
稲田八幡神社 大阪府東大阪市稲田本町
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稲田八幡神社 大阪府東大阪市稲田本町の御朱印