もとは邸内の白髭大明神、明治に現在地に遷座、村社を合祀
[住所]大阪府柏原市今町2-1-20
[電話]072-972-1240

柏原神社(かしわらじんじゃ)は、大阪府柏原市今町にある神社。近代社格では村社。関西本線の柏原駅の北西に位置する。御朱印の有無は不明。

創建年代は不詳。とある邸内に鎮座していた邸内社で、もとは宇迦之御魂神を祀っていたという。

江戸時代中期ごろには存在していたとされ、現在の滋賀県の白鬚神社を勧請した、とも。後述の扁額にもつながるが、御祭神が猿田彦命ではないのは謎。

明治13年(1880年)、関係者の協議を経て、現在地に遷座、奉斎された。その際は無格社となった。

しかし、泉北郡向井村の村社若林神社(天照皇大神底筒男命中筒男命表筒男命住吉三神息長帯比売命)を合祀して、村社に列した。

さらに志紀村の稲荷神社(倉稲魂命)を合祀した。地域の氏神として今も変わらず慕われている。

例祭は10月9日で、秋季例祭。7月にはだんじりの曳行がある。

社殿にかかっている扁額には、「正一位稲荷大明神」「正一位白髭大明神」などがある。

当社号から、当社とよく混同され、当社よりより柏原駅近くに鎮座する柏原黒田神社の、北に位置する。

境内の途中に小川が流れ、神橋と石段参道がある。境内前は旧大和川の河床だったようで、この段差が河岸段丘跡だという。境内社に若宮社がある。

【ご利益】
商売繁盛、開運招福、交通安全、安産
柏原神社 大阪府柏原市今町
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