奈良期に創祀、平安期に春日社に、10月に神輿と太鼓の巡行
[住所]大阪府箕面市小野原西5-1761
[電話]072-729-8268

春日神社(かすがじんじゃ)は、大阪府箕面市小野原西にある神社。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

奈良時代の神護景雲2年(768年)、榊を切り開いて産土神を祀ったのが起源だという。そのため、当初は榊輪神社と呼ばれていた。

平安時代の貞観年間(859年-877年)に現社号に改称した。御祭神は天児屋根命・ 天照大御神。今でも、元宮として境内に榊輪神社(経津主命天穂日命)がある。

明治維新まで、神宮寺として真言宗の澄泉寺が奉仕した。

明治5年(1872年)、村社に列し、明治40年(1907年)1月には神饌幣帛料供進社に指定された。平成17年(2005年)10月、拝殿を改修した。

例祭は10月17日で、秋祭り。現在はその日に最も近い日曜日に行われる。秋祭りには、さまざまな露店が軒を連ね、大勢の参拝客で賑わう。

その中でも圧巻は、100人近い大人が力を合わせて担ぐ神輿2基と太鼓1基の巡行。太鼓は氏子の小学2-4年生ぐらいまでの子供が4-8人程度、昔ながらの衣装をまとい、櫓に乗り込む。

「ドンデンドン~ドンデンドン~デン~チョーサ」と昔ながらの掛け声に合わせて太鼓をたたき、神が氏地にお越しになったことを触れ回る。

それに続いて、2基の神輿が行ったり来たり、街道を走り回る。当社は旧小野原地区の西端にあるが、当社の御旅所は東端にある。

御旅所の境内には、神輿を置く大きな石の台座が2台あり、休憩する。御旅所は須賀神社(すがじんじゃ)とも呼ばれ、素盞嗚尊を祀る。

当社の境内社に、榊輪神社の他、愛宕神社(火産霊神)、稲荷神社(保食大神)、出雲大社(大国主命事代主命)、住吉神社(底筒男命)、若宮春日神社(天忍雲根命)、諏訪神社(建御名方大神)、鹿島神社(武甕槌大神)、水神社(水分大神)、天満宮(菅原道真少彦名命)がある。

このうち、天満宮は江戸時代後期の文政2年(1819年)11月、当地の小野新右衛門がその邸内に鎮祭したもので、平成元年(1989年)9月になって、当社境内に遷座したもの。

神楽殿には、古くから受け継がれてきたと思われる御神輿が並んでいる。また、笹川良一の次の歌の碑がある。
母背負い 宮のきざはし かぞえても かぞえつくせぬ 母の恩愛
【ご利益】
開運招福、家内安全、地域安全、出世開運
春日神社 大阪府箕面市小野原西
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春日神社 大阪府箕面市小野原西の御朱印