室町期の創建、江戸後期の旧本殿、家光も上覧した江古田獅子舞
[住所]東京都中野区江古田3-13-6
[電話]03-3386-2527

江古田氷川神社(えこだひかわじんじゃ)は、東京都中野区江古田にある神社。御朱印の有無は不明。

口碑によれば、室町時代の寛正元年(1460年)の創祀とされる。当地付近は、文明9年(1477年)、太田道灌と豊島氏が戦った古戦地である。

御祭神は素戔嗚尊。もとは牛頭天王さまと称したが、江戸時代前期の元禄9年(1696年)、現社号に改称した。

『新編武蔵風土記稿』江古田村の条に「氷川社」とあり、「前に石の鳥居をたつ、松杉の森あり」などと記されている。

旧江古田東西(鷺宮境)十六町、南北八町全域、つまり旧江古田村の鎮守である。明治期に、江古田村が拡張された際は、片山村の北野神社が当社に付属した。

江戸時代後期の弘化3年(1846年)、社殿を改築。現在の神楽殿は、この時に造営された旧本殿である。

現社殿および境内整備一新は数年がかりで、昭和7年(1932年)10月に竣工、旧本殿は神楽殿として現在地に移築された。

旧本殿である神楽殿は、桁間が3間(5.5メートル)、梁間が2間(3.6メートル)の寄棟造りで、正面に四枚立ての引違い戸が入っている。

しかし、かつては、摺り上げ戸であったとされる。屋根の勾配や全体のバランスが良く、区内に残されている数少ない江戸時代の建造物として代表的なものだという。

その内部は、床面が板張りで、天上は格天井になっている。この格天井には色彩豊かな花鳥画が描かれている。

言い伝えによると、この地の名主、山崎家の離れに絵師が滞在して花鳥画を仕上げたという。その離れは、茶室書院として現存している。

昭和57年(1982年)、神楽殿は茅葺きから現在の銅板に葺き替えられた。

例祭は10月第1土・日曜日で、例大祭。古式豊かに約2000人規模とされるお練り行列が行われ、約700年前から伝わるとされる獅子舞の田楽舞の正しい舞法が披露される。

この獅子舞は、江古田獅子舞とも呼ばれる。昔、江古田村の新田開発を指導した伊勢の国の修験者が江戸時代前期の慶安2年(1646年)、若者に教えたのが始まりとされる。

3代将軍徳川家光が鷹狩の時に上覧したと伝え、また幕府の破格の扱いで「御用」の木札や高張提灯の使用が許された。現在は5ヶ町の保存会で運営されている。

区内はもちろん、東京を代表する無形文化財の一つである。他に例大祭では、神輿の渡御などもある。また、7月中旬には境内で盆踊り大会が開催される。

境内社に、稲荷神社・熊野八幡神社・北野天満社・霊神社がある。

【ご利益】
厄災除け、病魔退散、無病息災、地域安全
江古田氷川神社 東京都中野区江古田
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