集落の中心に鎮座する鎮守、一年神主など開拓11軒で宮座を構成
[住所]大阪府大東市御領3-3-13
[電話]072-876-0044 - 四條畷神社

菅原神社(すがわらじんじゃ)は、大阪府大東市御領にある神社。御領菅原神社とも。御朱印の有無は不明。

古い家並みと水路の風景がひっそりと残る御領、その集落の中心に鎮座し、御領の鎮守である。

その昔、朝廷の供御領もしくは室町幕府の御料所であったという説があった。

安土桃山時代の天正12年(1584年)、「河内国御蔵入帳」に「五里やう村」と記されるのが地誌の初見で、これが転じて御領と書かれるようになったという説が有力だという。

当社から東へ約500メートルの場所に御領神社と呼ばれる小さな神社があり、正式には龗神社(おかみじんじゃ)。

その場所は、かつて深野池に浮かぶ島であり、干拓後は御領の中心だった場所で、集落はこの龗神社から西へと拡大していったという。

当社の創建は不詳であるが、集落の拡大に伴い、集落の中心に鎮守として祀られたものと考えられる。御祭神は、菅原道真公。

御領の開拓者だといわれる11軒により宮座が構成され、 その中から1年交替で神主役を務め、これを一年神主と呼んだ。

現在は特定の家がこれに当っている。また宮座の時に掛ける木札も残っている。これは京都の吉田神社から下附されたもの。

木札の年号はないが、 幕末の慶応4年(1868年)、烏羽伏見の戦いで、 敗れた旧幕軍の残党がこの地方で乱暴を働きかけたので、この札を見せるとおとなしくなったといわれている。

当社には本殿と拝殿があり、明治12年(1879年)、当時の金額で255円を投じて改築され、その時の設計図も残っている。鳥居は、江戸時代中期の安永7年(1778年)の銘がある。

祭日は10月20日で、だんじりの曳行がある。市のだんじりまつりの一つで、御領は南郷まつりの一つに含まれる。

市内には、三箇と深野北に菅原神社があり、門真市下馬伏にも菅原神社がある。

【ご利益】
地域安全、学業・受験合格、病気平癒
菅原神社 大阪府大東市御領
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