道真が植樹した鹿児の浜松・賀古の松原、10月例祭で神輿など行列
[住所]兵庫県加古川市尾上町口里770
[電話]079-424-6908
浜宮天神社(はまのみやてんじんじゃ)は、兵庫県加古川市尾上町口里にある神社。近代社格では郷社。浜の宮天神社とも。参拝すれば、御朱印を頂ける。
平安時代の延喜元年(901年)、菅原道真が筑紫左遷の際、当地で休息し、海上の平穏と万民の幸福を祈願し、記念に松樹を植えた。
当社南部に広がる広大な松林は古くから「浜の宮名勝林」と呼ばれ、海岸の砂丘上にできたもの。鹿児の浜松とも呼ばれ、ここが道真植樹の地とされる。
『播磨国風土記』にも「賀古の松原」として見え、春はキノコ「松露」が、秋はハッタケが沢山採れたというが、今は皆無だという。
後世、道真の徳を追慕し、長和元年(1012年)に小祠を建て奉斎したのが当宮の起源。
室町時代の文安元年(1444年)8月30日、社殿を建立し、戦国時代の天文5年(1536年)7月には領主赤松政村(赤松晴政)より社領15石が寄進された。
江戸時代初期の元和5年(1619年)10月、京都所司代板倉伊賀守より社領10石と境内地75町歩の寄進があった。
寛文13年(1673年)には社殿の大改築が行われ、雄大荘厳な社殿が竣工、宏大な境内地を有し、社頭大いに栄えたと伝わる。明治6年(1873年)、郷社に列した。
昭和48年(1973年)9月から社殿の大改築が行われ、昭和50年(1975年)3月、現在の社殿が完成した。
御祭神は、贈太政大臣正一位菅原道真公を主祭神に、脇殿に大国主命、少彦名命を祀る。
例祭は10月体育の日の前日の日曜日で、秋季例大祭。その約1週間前に、その年の頭番に当たった村に当社の御分霊を迎えるオオダン(オダン)と呼ばれる神事がある。
例祭当日には、猿田彦を先頭に子供神輿、本神輿、神馬にまたがった頭人とそれに各町の屋台が行列をなし、御旅所までの約400メートルを行進する。
7月25日には天神夏祭があるが、今では書けなくなった鉛筆・ボールペンや筆とともにお札、お守りなどをおたき上げする筆祭りになっている。1月15日前後には左義長祭がある。
なお、当社は旧加古郡において、毎年春、3月末から5月初頭のいずれかに行われる臨時の祭り、国恩祭を行う神社の一社。
境外社に、当社よりも古い創建の十五神社(じゅうごじんじゃ)が安田423に鎮座している。他に、長砂八幡神社、具平親王神社なども兼務している。
【ご利益】
学業・受験合格、縁結び、家業繁栄、交通安全(公式HP)

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・兵庫県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、兵庫県に鎮座している神社の一覧
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浜宮天神社(はまのみやてんじんじゃ)は、兵庫県加古川市尾上町口里にある神社。近代社格では郷社。浜の宮天神社とも。参拝すれば、御朱印を頂ける。
平安時代の延喜元年(901年)、菅原道真が筑紫左遷の際、当地で休息し、海上の平穏と万民の幸福を祈願し、記念に松樹を植えた。
当社南部に広がる広大な松林は古くから「浜の宮名勝林」と呼ばれ、海岸の砂丘上にできたもの。鹿児の浜松とも呼ばれ、ここが道真植樹の地とされる。
『播磨国風土記』にも「賀古の松原」として見え、春はキノコ「松露」が、秋はハッタケが沢山採れたというが、今は皆無だという。
後世、道真の徳を追慕し、長和元年(1012年)に小祠を建て奉斎したのが当宮の起源。
室町時代の文安元年(1444年)8月30日、社殿を建立し、戦国時代の天文5年(1536年)7月には領主赤松政村(赤松晴政)より社領15石が寄進された。
江戸時代初期の元和5年(1619年)10月、京都所司代板倉伊賀守より社領10石と境内地75町歩の寄進があった。
寛文13年(1673年)には社殿の大改築が行われ、雄大荘厳な社殿が竣工、宏大な境内地を有し、社頭大いに栄えたと伝わる。明治6年(1873年)、郷社に列した。
昭和48年(1973年)9月から社殿の大改築が行われ、昭和50年(1975年)3月、現在の社殿が完成した。
御祭神は、贈太政大臣正一位菅原道真公を主祭神に、脇殿に大国主命、少彦名命を祀る。
例祭は10月体育の日の前日の日曜日で、秋季例大祭。その約1週間前に、その年の頭番に当たった村に当社の御分霊を迎えるオオダン(オダン)と呼ばれる神事がある。
例祭当日には、猿田彦を先頭に子供神輿、本神輿、神馬にまたがった頭人とそれに各町の屋台が行列をなし、御旅所までの約400メートルを行進する。
7月25日には天神夏祭があるが、今では書けなくなった鉛筆・ボールペンや筆とともにお札、お守りなどをおたき上げする筆祭りになっている。1月15日前後には左義長祭がある。
なお、当社は旧加古郡において、毎年春、3月末から5月初頭のいずれかに行われる臨時の祭り、国恩祭を行う神社の一社。
境外社に、当社よりも古い創建の十五神社(じゅうごじんじゃ)が安田423に鎮座している。他に、長砂八幡神社、具平親王神社なども兼務している。
【ご利益】
学業・受験合格、縁結び、家業繁栄、交通安全(公式HP)

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