「おけら火」や椿の伝承、御田祭、稲は祇園神輿や注連縄に
[住所]京都府船井郡京丹波町下山上地7
[電話]-
八坂神社(やさかじんじゃ)は、京都府船井郡京丹波町下山上地にある神社。尾長野の八坂神社とも。御朱印の有無は不明。
創建年代は不詳。京都八坂神社を勧請したもの。江戸時代前期の天和3年(1683年)、火災に遭い、再建された。
御祭神は素戔鳴尊。現在は、素戔嗚尊奉祀神社「全国清々会」に加盟している。
大正年間(1912年-1926年)まで、牛頭天王との兼ね合いから、牛の神として、近村から牛を連れた多数の参拝客で賑わったという。
12月31日の除夜祭には、祇園八幡神社から「おけら火」を頂いてきて、おけら火を焚き、家内安全を祈る習わしがある。
現在、獣害対策のゲートが設置されているため、神社に行くには柵を開けて入る必要がある。
一の鳥居の側に、椿の木がある。いわゆる「尾長野の椿さん」。戦国時代末期、この地まで落ちのびた敗残武将が切腹して果てた地に葬り、その塚の上に植えられたものという。
武将は死ぬ間際、「村人が歯痛で困った時は必ず役に立とう」と誓った。その後、泉が湧き、「しゅうず」と呼ばれ、この椿の葉で「しゅうず」を口に含みなでると、歯の痛みが取れたという。
現在はこの泉もなくなったが、椿の木は今も春になると見事な深紅の花を咲かせる。
境内末社に、稲荷神社・金刀比羅神社がある。社殿の上にある池は天王池といい、その畔には一宇の社殿がある。
昭和45年(1970年)から御田祭(おんださい)が始められている。京都八坂神社の御神田として始められたもの。
毎年5月末の日曜日、神前に供えられた苗が祭司から田長、そしてすげ笠に白と赤の着物をまとった早乙女8人が雅楽の調べと八坂舞の巫女の踊りに合わせ、苗を植える。
植え付けが終わると、祇園八坂神社の青年部より「獅子舞」の奉納が行われ、続いて丹波八坂太鼓保存会による太鼓演奏が奉納される。
伸びた稲の稲束は、祇園祭の7月17日の神幸祭に使用する神輿3基の上、鳳凰の足元に付けられる。また、1週間後の7月24日の還幸祭にも同様のことが行われる。
同年10月中旬に抜穂祭が行われ、その藁を使用して、12月中旬に京都八坂神社と当社の本殿の長さ3.5メートル、最大胴回り90センチの注連縄として奉納される。
【ご利益】
厄災除け、病気平癒、歯痛、五穀豊穣

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八坂神社(やさかじんじゃ)は、京都府船井郡京丹波町下山上地にある神社。尾長野の八坂神社とも。御朱印の有無は不明。
創建年代は不詳。京都八坂神社を勧請したもの。江戸時代前期の天和3年(1683年)、火災に遭い、再建された。
御祭神は素戔鳴尊。現在は、素戔嗚尊奉祀神社「全国清々会」に加盟している。
大正年間(1912年-1926年)まで、牛頭天王との兼ね合いから、牛の神として、近村から牛を連れた多数の参拝客で賑わったという。
12月31日の除夜祭には、祇園八幡神社から「おけら火」を頂いてきて、おけら火を焚き、家内安全を祈る習わしがある。
現在、獣害対策のゲートが設置されているため、神社に行くには柵を開けて入る必要がある。
一の鳥居の側に、椿の木がある。いわゆる「尾長野の椿さん」。戦国時代末期、この地まで落ちのびた敗残武将が切腹して果てた地に葬り、その塚の上に植えられたものという。
武将は死ぬ間際、「村人が歯痛で困った時は必ず役に立とう」と誓った。その後、泉が湧き、「しゅうず」と呼ばれ、この椿の葉で「しゅうず」を口に含みなでると、歯の痛みが取れたという。
現在はこの泉もなくなったが、椿の木は今も春になると見事な深紅の花を咲かせる。
境内末社に、稲荷神社・金刀比羅神社がある。社殿の上にある池は天王池といい、その畔には一宇の社殿がある。
昭和45年(1970年)から御田祭(おんださい)が始められている。京都八坂神社の御神田として始められたもの。
毎年5月末の日曜日、神前に供えられた苗が祭司から田長、そしてすげ笠に白と赤の着物をまとった早乙女8人が雅楽の調べと八坂舞の巫女の踊りに合わせ、苗を植える。
植え付けが終わると、祇園八坂神社の青年部より「獅子舞」の奉納が行われ、続いて丹波八坂太鼓保存会による太鼓演奏が奉納される。
伸びた稲の稲束は、祇園祭の7月17日の神幸祭に使用する神輿3基の上、鳳凰の足元に付けられる。また、1週間後の7月24日の還幸祭にも同様のことが行われる。
同年10月中旬に抜穂祭が行われ、その藁を使用して、12月中旬に京都八坂神社と当社の本殿の長さ3.5メートル、最大胴回り90センチの注連縄として奉納される。
【ご利益】
厄災除け、病気平癒、歯痛、五穀豊穣

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