平安期の菅原道真像など、10月だんじり祭り、7月天神祭
[住所]大阪府河内長野市市町469
[電話]0721-53-1713

千代田神社(ちよだじんじゃ)は、大阪府河内長野市市町にある神社。天神祭の際に、御朱印が授与される。

創祀・創建年代は不詳。御神体の菅原道真像は平安時代のものと考えられている。また、鎌倉時代の、付近住民の祖先の神と思われる像もある。

菅原道真像は完存、別の神像は欠損が見られるものの、いずれも市の有形文化財に指定されている。

御祭神は菅原道真。江戸時代の記録によれば、天神社、天満宮などと呼ばれていた。明治になり、北山神社、菅原神社などと呼ばれた。現在も菅原神社と呼ばれることもある。

明治40年(1907年)、市村新田の木戸神社と向野の伊予神社を合祀した。当社末社の戎神社は伊予神社の社殿を移築したもの。

正式に現社名になったのは昭和43年(1968年)である。ただし、宗教法人名簿上は菅原神社。

例祭は 10月第2土・日曜日で、だんじり祭り。市町東・市町西・向野町・木戸本郷・鳴尾町・千代田石坂・楠町・松ヶ丘町の地車(だんじり)8台が宮入りする。

いわゆる南河内だんじり祭りのひとつ。また、7月中旬の週末には、「千代田天神祭」が行われる。フリーマーケットや手づくり市、屋台、音楽フェスなどがある。

切妻造り妻入りで、唐破風の向拝のある銅板葺きの現在の社殿は、江戸時代後期の文化4年(1807年)9月の再建である。

嘉永4年 (1851年)3月には屋根の修理が行われ、昭和40年(1965年)3月には全体の修理が行われた。

境内には多数の石造物が立ち並び、そのうち正面の狛犬は文政10年(1827年)、神牛は明治15年(1882年)、菅公記の石碑も同年の奉納である。

【ご利益】
安産、厄災除け、家内安全、商売繁盛、交通安全、病気平癒
千代田神社 大阪府河内長野市市町
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