神武帝の祭祀跡、平安期の創建、もとの甲斐神社、10月に提灯祭
[住所]大阪府河内長野市天見428
[電話]080-5710-6870
蟹井神社(かにいじんじゃ)は、大阪府河内長野市天見にある神社。近代社格では村社。御朱印の有無は不明。
初代神武天皇が、東征の節、紀の川を上り、紀見峠で賊慮の状況を視察した時、当社の北側に天見川の大石、小石を集め磐境として神籬を建て、皇祖天津神を祀ったという。
その後、平安時代の天喜3年(1099年)になり、社殿を造立して、8月19日に神倭磐余彦命(神武天皇)、応神天皇、神功皇后、玉依比売命を祀ったとされる。
天見は中世「甲斐の庄」と呼ばれ、当社も当初は甲斐神社と呼ばれた。南北朝時代、南朝方、楠木方の武将が当社を崇敬して、何度も戦勝を祈ったとされる。
江戸時代前期の延宝4年(1676年)に焼失、その後再建された際、現社号に改称されたという。当時は八幡宮などとも呼ばれた。
一説に蟹井の名称の起こりは、社域の南、天見川に蟹井の渕という深渕があって、ここから当社の御神体が出現したためと伝えられる。
明治5年(1872年)、村社に列し、明治41年(1908年)12月には神饌幣帛料共進社に指定された。
それに先立つ明治40年(1907年)11月5日には、岩瀬の下記各社を合祀、現在は当社の境内社として鎮座している。
・村社菅原神社(菅原道真公)
・若宮神社(大雀命)
・住吉神社(表筒男命、中筒男命、息長帯比賣命)
・若宮皇女神社(長日売命)
・高良神社(玉多礼命)
・八阪神社(建速須佐男命)
例祭は10月第2土・日曜日で例大祭、秋祭。土曜日が宵宮祭で、湯立神事が行われ、大きな釜でお湯を沸かして、お供えの後、神主が榊や笹の葉を熱湯に浸して、振りかける。
また、宵宮では、島の谷・見坂・茶屋出の各地から、高提灯を仕立てての行列が、祇園囃子を歌いながら、当社へ向かう。一名「提灯祭」と呼ばれる。
天見では他に、八幡神社でも提灯祭が行われる。
当日の日曜日は神輿渡御で、氏子が神輿を担いで、御旅所まで練り歩く。以前は、境内の一角にあった老松に神輿を力いっぱいぶつけていたという。
7月12日には夏祭があり、御旅所北の尾根筋にある大山津見神で催行される山の神の神事。4月3日に神武祭、1月第2日曜日にとんど古札焚上祭がある。
【ご利益】
武運長久・勝運、厄災除け、安産、地域安全(公式HP)
【関連記事】
・大阪府の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、大阪府に鎮座している神社の一覧
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蟹井神社(かにいじんじゃ)は、大阪府河内長野市天見にある神社。近代社格では村社。御朱印の有無は不明。
初代神武天皇が、東征の節、紀の川を上り、紀見峠で賊慮の状況を視察した時、当社の北側に天見川の大石、小石を集め磐境として神籬を建て、皇祖天津神を祀ったという。
その後、平安時代の天喜3年(1099年)になり、社殿を造立して、8月19日に神倭磐余彦命(神武天皇)、応神天皇、神功皇后、玉依比売命を祀ったとされる。
天見は中世「甲斐の庄」と呼ばれ、当社も当初は甲斐神社と呼ばれた。南北朝時代、南朝方、楠木方の武将が当社を崇敬して、何度も戦勝を祈ったとされる。
江戸時代前期の延宝4年(1676年)に焼失、その後再建された際、現社号に改称されたという。当時は八幡宮などとも呼ばれた。
一説に蟹井の名称の起こりは、社域の南、天見川に蟹井の渕という深渕があって、ここから当社の御神体が出現したためと伝えられる。
明治5年(1872年)、村社に列し、明治41年(1908年)12月には神饌幣帛料共進社に指定された。
それに先立つ明治40年(1907年)11月5日には、岩瀬の下記各社を合祀、現在は当社の境内社として鎮座している。
・村社菅原神社(菅原道真公)
・若宮神社(大雀命)
・住吉神社(表筒男命、中筒男命、息長帯比賣命)
・若宮皇女神社(長日売命)
・高良神社(玉多礼命)
・八阪神社(建速須佐男命)
例祭は10月第2土・日曜日で例大祭、秋祭。土曜日が宵宮祭で、湯立神事が行われ、大きな釜でお湯を沸かして、お供えの後、神主が榊や笹の葉を熱湯に浸して、振りかける。
また、宵宮では、島の谷・見坂・茶屋出の各地から、高提灯を仕立てての行列が、祇園囃子を歌いながら、当社へ向かう。一名「提灯祭」と呼ばれる。
天見では他に、八幡神社でも提灯祭が行われる。
当日の日曜日は神輿渡御で、氏子が神輿を担いで、御旅所まで練り歩く。以前は、境内の一角にあった老松に神輿を力いっぱいぶつけていたという。
7月12日には夏祭があり、御旅所北の尾根筋にある大山津見神で催行される山の神の神事。4月3日に神武祭、1月第2日曜日にとんど古札焚上祭がある。
【ご利益】
武運長久・勝運、厄災除け、安産、地域安全(公式HP)
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