もとは北方200メートルほどの諏訪塚に鎮座、明治に高木神社を合祀
[住所]東京都足立区六木3-26-8
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六木諏訪神社(むつぎすわじんじゃ)は、東京都足立区六木にある神社。近代社格では村社。御朱印の有無は不明。

創建年代は不詳。『新編武蔵風土記』によれば、当時、2丁(約218メートル)ほど北方に、諏訪塚という小さい塚があって、もともと東社はそこに鎮座したという。

旧六ツ木村の鎮守で、御祭神は建御名方神。大光寺が別当だった。明治になり、村社に列した。

明治12年(1879年)9月、村内にあった高木神社を合祀した。この高木神社は『新編武蔵風土記』にも第六天社として記載されている。

明治26年(1893年)10月に遷宮が行われ、大正15年(1926年)10月には社殿が改築されたという。

例祭は10月27日。現在はその近くの土・日曜日に行われる。土曜日の宵宮には氏子が参拝し、日曜日には大鷲神社の神職が神事を行う。

境内には、境内社が三つ並んでいる。左から胡録神社、稲荷神社、北野神社。『新編武蔵風土記』には、第六天社、稲荷社の二つの末社が記載されている。

胡録神社が第六天社だろう。『足立風土記資料神社明細帳』では、境内社はやはり二社で、稲荷神社(宇迦之御魂命)、北野神社(菅原道真)。

狛犬の台座には、天保4年(1833年)9月の銘がある。ただし、現在の狛犬はデカ顔がユーモラスな江戸流れで、新しいものかもしれない。

他に、 二の鳥居には天保12年(1841年)3月の銘があり、御賽には左側に寛政8年(1796年)、右側に寛政10年(1798年)10月とある。

【ご利益】
身体壮健、武運長久・勝運、地域安全
六木諏訪神社 東京都足立区六木
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