元禄期に勧請、旧船堀村西組の鎮守、大正期の荒川開さくで遷座
[住所]東京都江戸川区船堀1-1-5
[電話]-

船堀稲荷神社(ふなぼりいなりじんじゃ)は、東京都江戸川区船堀にある神社。近代社格では村社。御朱印の有無は不明。

このあたりは江戸時代初期、寛永年間(1624年-1645年)の末頃から人が住むようになったといわれる。

当社は、この土地を開いた七戸の人たちが、江戸時代前期の元禄4年(1691年)、稲荷大明神を勧請して、五穀豊饒を祈願したのに始まるという。

御祭神は豊受姫命。『新編武蔵風土記稿』船堀村の条に「稲荷社」とあり、旧船堀村西組の鎮守で、東小松川の宝珠院が別当だったという。

明治7年(1874年)、現社号に改称して村社に列した。もとは西船堀村422番地に鎮座していたが、荒川の開さくにより、大正4年(1915年)、現在地に遷座した。

境内に水神社の小社と根乃権現神社の小祠がある。

手水石は幕末の安政4年(1857年)に奉納されたもので、狛犬は「西船堀 八百仙」とあり、昭和2年(1927年)9月に建立されたもの。

【ご利益】
五穀豊穣・商売繁盛、家内安全
船堀稲荷神社 東京都江戸川区船堀
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