春日大明神とも牛頭天王社とも、郡・郡山・上野の産土神
[住所]大阪府茨木市郡3-21-48
[電話]072-643-6903

郡神社(こおりじんじゃ)は、大阪府茨木市郡にある神社。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

摂津国島下郡の郡・郡山・上野の3ヶ村の産土神で、もとは北殿垣内の宮田にあり、春日大明神、あるいは牛頭天王社と呼ばれた。

御祭神は、天児屋根命素盞鳴尊。元亀・天正年間(1570年-1593年)の兵乱で荒廃したため、江戸時代前期の明暦2年(1656年)3月、現在地に遷座した。

元禄年間(1688年-1703年)、地名から現社名に改称した。

明治5年(1872年)、村社に列した。明治8年(1875年)には鉄道線路用材として社地にあった老樹を伐採した。

明治41年(1908年)5月、神饌幣帛料供進社に指定され、同年6月12日には畑田の宇賀神社を合祀した。

例祭は10月20日。7月15日には夏祭がある。祭日には「春日流チマキ」という神饌を当屋の家が作り、御供は5個作り、本社と若宮に2個、末社の春日社に1個供える。

境内社に、若宮春日神社(天児屋根命・素盞鳴尊)と、五社、宇賀神社(宇賀之御魂神)、稲荷神社(倉稲魂命)、正一位金平大明神、春日神社(天児屋根命)がある。

五社は、八幡神社(応神天皇)、皇大神宮(天照皇大神)、稲荷神社(倉稲魂命)、落橋神社(新屋座天照魂神)、土祖神(猿田彦命)の総称である。

新屋座天照魂神は、市内西福井西河原宿久庄に式内名神大社の同名神社があり、どれかからの勧請だろう。

境内には、天保5年(1835年)正月の銘がある常夜燈がある。

【ご利益】
厄災除け、家内安全、交通安全など
郡神社 大阪府茨木市郡
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