室町期に奈良を勧請、茄子図案の御朱印、なすの独自キャラ
[住所]大阪府枚方市茄子作3-15-26
[電話]072-852-4138
春日神社(かすがじんじゃ)は、大阪府枚方市茄子作にある神社。近代社格では村社。茄子作春日神社とも。参拝すれば、茄子(なすび)を象った図案の御朱印を頂ける。
市の南部、茄子作1丁目から4丁目の住宅地の中心に古墳跡らしい小高い鎮守の杜があり、その一帯が社地になっている。
地元の春日小学校の校名と校章は、当社の社名と神紋、下がり藤に由来する。
室町時代の嘉吉元年(1441年)9月9日、奈良春日大社より御神霊を四神勧請し、茄子作村の氏神としたのに始まる。
御祭神は、武甕槌命・経津主神・天児屋根命・比咩大神の春日四神。明治になり、北町にある金竜寺に祀られていた地主神(火産霊命)を合祀した。
明治5年(1872年)、村社に列し、明治41年(1908年)12月に神饌幣帛料供進社に指定された。
例祭は10月14日。秋祭で、その宵宮では周辺の茄子作自治会・春日丘自治会・京阪ひろ野自治会と協同して子供御輿を巡行する。
また、「杜の寺子屋」を開催して、自然や能楽・茶の湯・生け花などの伝統文化を学び、短歌を詠じ、「雅楽」講習会受講生による「春日神社雅楽会」の演奏会などがある。
古来厳重な宮座が存在し、その座列は、本殿に向かって、右側に端野・堀・奥野、左側に櫻井・清水・岡市諸氏の順だった。宮座石が1ヶ所現存している。
さらに、神前儀式も厳重に守られてきた上に、今もなお総代による奉仕が続いている。
本殿と、割拝殿の拝殿は、江戸時代後期の寛政11年(1799年)に再建されたもの。境内で最も古い石造物は江戸時代中期の享保14年(1729年)の正面参道にある鳥居である。
拝殿前に狛犬一対が安置されている。平成16年(2004年)6月2日未明、何者かによって阿形狛犬が粉々に壊されたので新造されたもの。
古い吽形狛犬には「願主・端野久兵衛内世津女 文政7年甲申歳(1824年)9月吉日」とあり、北河内でも大変貴重で珍しい、江戸時代に女性による狛犬奉納を示す資料。
拝殿左側の石積台座に、2頭の鹿が顔を寄せ合っている石像がある。鹿は当社神の使であり、この像は台座ともに銅及び鉄製だったが、戦中に供出された。
戦後に現状の石像に作り直された。この像を取り巻く楓が紅葉の頃は素晴らしいグラディーションを現出するので、写真愛好家には恰好の被写体として、人気がある。
境内末社に愛宕社(火之迦具土神)がある。戦前まで香里ヶ丘にあった軍の弾薬製造工廠に火伏神として祀られていたものだという。
戦後になり、放置されていたので、氏子達が当社に持って来て、祀ったものだという。現在は当社の参道右側に鎮座している。
平成24年(2012年)4月には、地名にちなんだ「なす」のキャラクターの名前を公募、「なすひめ&なすのすけ」に決まった。境内にそのキャラクターの看板が設置されている。
授与所になすひめ&なすのすけの編みぐるみがある他、茄子のお守りなどがある。
【ご利益】
家内安全、地域安全、事業成功、火防

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・大阪府の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、大阪府に鎮座している神社の一覧
[電話]072-852-4138
春日神社(かすがじんじゃ)は、大阪府枚方市茄子作にある神社。近代社格では村社。茄子作春日神社とも。参拝すれば、茄子(なすび)を象った図案の御朱印を頂ける。
市の南部、茄子作1丁目から4丁目の住宅地の中心に古墳跡らしい小高い鎮守の杜があり、その一帯が社地になっている。
地元の春日小学校の校名と校章は、当社の社名と神紋、下がり藤に由来する。
室町時代の嘉吉元年(1441年)9月9日、奈良春日大社より御神霊を四神勧請し、茄子作村の氏神としたのに始まる。
御祭神は、武甕槌命・経津主神・天児屋根命・比咩大神の春日四神。明治になり、北町にある金竜寺に祀られていた地主神(火産霊命)を合祀した。
明治5年(1872年)、村社に列し、明治41年(1908年)12月に神饌幣帛料供進社に指定された。
例祭は10月14日。秋祭で、その宵宮では周辺の茄子作自治会・春日丘自治会・京阪ひろ野自治会と協同して子供御輿を巡行する。
また、「杜の寺子屋」を開催して、自然や能楽・茶の湯・生け花などの伝統文化を学び、短歌を詠じ、「雅楽」講習会受講生による「春日神社雅楽会」の演奏会などがある。
古来厳重な宮座が存在し、その座列は、本殿に向かって、右側に端野・堀・奥野、左側に櫻井・清水・岡市諸氏の順だった。宮座石が1ヶ所現存している。
さらに、神前儀式も厳重に守られてきた上に、今もなお総代による奉仕が続いている。
本殿と、割拝殿の拝殿は、江戸時代後期の寛政11年(1799年)に再建されたもの。境内で最も古い石造物は江戸時代中期の享保14年(1729年)の正面参道にある鳥居である。
拝殿前に狛犬一対が安置されている。平成16年(2004年)6月2日未明、何者かによって阿形狛犬が粉々に壊されたので新造されたもの。
古い吽形狛犬には「願主・端野久兵衛内世津女 文政7年甲申歳(1824年)9月吉日」とあり、北河内でも大変貴重で珍しい、江戸時代に女性による狛犬奉納を示す資料。
拝殿左側の石積台座に、2頭の鹿が顔を寄せ合っている石像がある。鹿は当社神の使であり、この像は台座ともに銅及び鉄製だったが、戦中に供出された。
戦後に現状の石像に作り直された。この像を取り巻く楓が紅葉の頃は素晴らしいグラディーションを現出するので、写真愛好家には恰好の被写体として、人気がある。
境内末社に愛宕社(火之迦具土神)がある。戦前まで香里ヶ丘にあった軍の弾薬製造工廠に火伏神として祀られていたものだという。
戦後になり、放置されていたので、氏子達が当社に持って来て、祀ったものだという。現在は当社の参道右側に鎮座している。
平成24年(2012年)4月には、地名にちなんだ「なす」のキャラクターの名前を公募、「なすひめ&なすのすけ」に決まった。境内にそのキャラクターの看板が設置されている。
授与所になすひめ&なすのすけの編みぐるみがある他、茄子のお守りなどがある。
【ご利益】
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