鎌倉期に奈良を勧請、旧新井宿村の鎮守、6月に古式例祭
[住所]東京都大田区中央1-14-1
[電話]03-3771-2729

春日神社(かすがじんじゃ)は、東京都大田区中央にある神社。近代社格では村社。新井宿春日神社、大森春日神社などとも。参拝すれば、御朱印を頂ける。

創建は鎌倉時代と伝えられ、当地に仮寓した鎌倉の残党が奈良春日大社の御分霊を勧請したのが創祀とされる。

御祭神は、天児屋根神建御賀豆智神伊波比主神。春日大社と同神とされるが、春日大社と比べて、比売神が少なく、3柱になっている。

創建当初、氏子は9軒に過ぎなかったという。

現在の池上通り、鎌倉街道、相州鎌倉道、池上道とも称された、もとの東海道筋の旧平間街道沿いの鎮座という立地に恵まれ、現在の氏子は5000世帯にも達するという。

旧新井宿村の鎮守として崇敬され、『新編武蔵風土記稿』新井宿にも「春日社」とある。それによれば、別当寺は荒藺ヶ崎熊野神社の隣りの善慶寺だった。

「村の南の方、池上道の東側にあり。本社9尺に2間半。社前30歩を隔て、鳥居が建つ。天神・稲荷・疱瘡神を合社」と記載されている。

明治になり、村社に列した。現社殿は昭和13年(1938年)5月に造営された。現在は天祖・諏訪神社の兼務神社である。境内社に稲荷社がある。

例祭は6月17日で例大祭。最近は、これに近い土・日曜日に古式に則り斎行される。当日は、たくさんの露店が出店し、境内は多くの人で賑わう。

例年11月23日斎行の新嘗祭では、稚児行列が執り行なわれる。子供たちが可愛らしい装束を身にまとい氏子地域を練り歩き、最後に当社に参拝する。

【ご利益】
学業・受験合格、武運長久・勝運(公式HP
春日神社 東京都大田区中央
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春日神社 東京都大田区中央の御朱印