平安前期に大宰府を勧請、室町期に創建、元禄期本殿とオガタマノキ
[住所]京都府亀岡市馬路町池尻68
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池尻天満宮(いけじりてんまんぐう)は、京都府亀岡市馬路町池尻にある神社。正式には天満宮社。御朱印の有無は不明。

明治9年(1876年)に馬路村に合併されるまで、当地は池尻村だった。その池尻の集落は呉弥山の南側にあり、当宮はその呉弥山の麓に鎮座する。

山麓のために木々も多く繁っているが、南向きの明るい境内で、当社のすぐ近くにはオニバスで有名な平の沢池がある。

当地は往古、旧丹波国の国府が置かれていたと考えられている南丹市八木町の屋賀・観音寺と隣接しており、古くから拓けていた地域だったと考えられている。

付近には5世紀後半の坊主塚と天神塚の二基の上円下方墳がある。呉弥山には円墳27基からなる群集墳、池尻古墳群がある。

坊主塚の前には最近大きな古代建築物の跡が出土し、古墳の存在とあわせて、この地を支配していた豪族の存在が注目されている。

平安時代前期の延喜3年(903年)、大宰府で菅原道真公が薨去した後、御神徳を仰ぎたいと池尻の村民が大宰府より御分霊を勧請し、当地に小さな祠を祀ったのが始まり。

創祀は延喜18年(918年)のこととされる御祭神は菅原道真公。

それから500年以上経ち、室町時代の長禄2年(1458年)には社殿が創建され、長享2年(1488年)には再築され、この時から池尻村の氏神となった。

例祭は1月25日。2月25日に祈念祭が、11月25日に新嘗祭が斎行される。信仰歌として、『新古今和歌集』に収録された下記の道真の歌が伝わる。
海ならず たたへる水の 底までも 清き心は 月ぞ照らさん
現在の社殿は、江戸時代前期の元禄2年(1689年)に新築されたもの。現在、境内には撫で牛が安置されている。

境内のオガタマノキは、市の名木に選出されている。当社所蔵の二代目村正脇差は、市の文化財に指定されている。

境内社に、稲荷神社、八幡宮神社・白太夫社・蛭子神社が合祀された小社、日吉神社、春日神社がある。

【ご利益】
学業・受験合格、厄災除け、五穀豊穣
池尻天満宮 京都府亀岡市馬路町池尻
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