大正期に七つの村社が合併、10月に太鼓、1月に庄内戎祭
[住所]大阪府豊中市庄内幸町5-22-1
[電話]06-6331-1287
庄内神社(しょうないじんじゃ)は、大阪府豊中市庄内幸町にある神社。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
大正元年(1912年)10月、各大字に祀られていた七つの村社を合祀し、村名を取って、現社号に定めて創立された。七つの神社は下記の通り。
・大字野田(のだ)の八幡神社は、江戸時代前期の正保元年(1644年)、牛頭天王を勧請、奉仕して氏神としたもの。
・大字牛立(うしだて)の八幡神社は、もとは牛頭天王を奉仕したために牛立の地名となり、もとは稲荷大神も奉仕した。寛永2年(1625年)、石清水八幡宮を勧請した。
・大字島江(しまえ)の稲荷神社は、室町時代の嘉吉年間(1441年-1444年)、伏見稲荷大社の御分霊を勧請したもの。
・大字菰江(こもえ)の稜威天王社は、鎌倉時代の文永年間(1264年-1274年)の勧請。神託により、米穀の精製に足踏みや臼を用いず、四足の肉食が禁じられた。
・大字洲到止(すどうし)の八幡神社は、勧請年代は不詳だが、奉納された什器には、江戸時代中期の宝暦8年(1758年)の銘が残っているという。
・大字島田(しまだ)の稲生神社は、神八井耳命の五世孫である武恵賀前の孫が島田の姓を下賜されたと伝わる。その後、平安時代の長寛2年(1164年)、伏見稲荷大社を勧請したという。
・大字庄本新家(しょうもとしんけ)の保食神社は、一名黄金の森。伝説として、黄金の鶏が埋められ、元旦に一声高く鳴くと伝わる。創祀・創建などの由緒は不詳。
以上、現在までに御祭神は、保食神・宇迦之御魂神・応神天皇・神功皇后・稜威雄走神・素盞嗚尊。
本殿は銅板葺き流れ造り、拝殿は銅板葺き入母屋造り。なお、拝殿は、昭和37年(1962年)に合祀50年を記念して改築された。
また、平成24年(2012年)には合祀100年を迎え、各種の記念事業や記念行事がとり行われた。
例祭は10月17日。前日の宵宮祭、本祭の例大祭は庄内地区氏子を挙げての大祭で、太鼓十数基、子供神輿十数基が2日間巡行する。
特に若者がかついで夜に宮入する太鼓の勇姿に定評があり、とよなか百景の一つに選ばれている。境内に立ち並ぶ露店で賑わう。
2月節分の日には節分祭があり、御神火祭・お火焚き。氏子崇敬者より納められた祈祷木数千本を、神職が一本一本諸願成就を祈念して焼納する神事を執行する。
境内社に、少彦名神社(大黒社。少彦名命・大己貴命・天照大神・住吉大神)、蛭子神社(恵比須社。蛭子命・事代主神)がある。
1月9日から11日までが末社大祭で、いわゆる十日戎の庄内戎祭。福笹などを受けていく参拝者は毎年数万人を数えるという。
境内には、高さ90センチ、幅80センチ、奥行き60センチ、白御影石の台座の上に書物を開いた形の黒御影石を置いた「筆塚」がある。毎年1月4日に、納筆祭が執行される。
なお当社は、学校法人庄内神社学園として、庄内幼稚園及び庄内たちばな保育園を運営している。
庄内の街は豊南市場や商店街が日々賑わいを見せているが、当社は繁華街から西へ離れた静かな住宅地に位置し、小さいながら鎮守の森も美しく保たれている。
【ご利益】
五穀豊穣・商売繁盛、家内安全、縁結び、健康長寿など(公式HP)

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・大阪府の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、大阪府に鎮座している神社の一覧
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庄内神社(しょうないじんじゃ)は、大阪府豊中市庄内幸町にある神社。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
大正元年(1912年)10月、各大字に祀られていた七つの村社を合祀し、村名を取って、現社号に定めて創立された。七つの神社は下記の通り。
・大字野田(のだ)の八幡神社は、江戸時代前期の正保元年(1644年)、牛頭天王を勧請、奉仕して氏神としたもの。
・大字牛立(うしだて)の八幡神社は、もとは牛頭天王を奉仕したために牛立の地名となり、もとは稲荷大神も奉仕した。寛永2年(1625年)、石清水八幡宮を勧請した。
・大字島江(しまえ)の稲荷神社は、室町時代の嘉吉年間(1441年-1444年)、伏見稲荷大社の御分霊を勧請したもの。
・大字菰江(こもえ)の稜威天王社は、鎌倉時代の文永年間(1264年-1274年)の勧請。神託により、米穀の精製に足踏みや臼を用いず、四足の肉食が禁じられた。
・大字洲到止(すどうし)の八幡神社は、勧請年代は不詳だが、奉納された什器には、江戸時代中期の宝暦8年(1758年)の銘が残っているという。
・大字島田(しまだ)の稲生神社は、神八井耳命の五世孫である武恵賀前の孫が島田の姓を下賜されたと伝わる。その後、平安時代の長寛2年(1164年)、伏見稲荷大社を勧請したという。
・大字庄本新家(しょうもとしんけ)の保食神社は、一名黄金の森。伝説として、黄金の鶏が埋められ、元旦に一声高く鳴くと伝わる。創祀・創建などの由緒は不詳。
以上、現在までに御祭神は、保食神・宇迦之御魂神・応神天皇・神功皇后・稜威雄走神・素盞嗚尊。
本殿は銅板葺き流れ造り、拝殿は銅板葺き入母屋造り。なお、拝殿は、昭和37年(1962年)に合祀50年を記念して改築された。
また、平成24年(2012年)には合祀100年を迎え、各種の記念事業や記念行事がとり行われた。
例祭は10月17日。前日の宵宮祭、本祭の例大祭は庄内地区氏子を挙げての大祭で、太鼓十数基、子供神輿十数基が2日間巡行する。
特に若者がかついで夜に宮入する太鼓の勇姿に定評があり、とよなか百景の一つに選ばれている。境内に立ち並ぶ露店で賑わう。
2月節分の日には節分祭があり、御神火祭・お火焚き。氏子崇敬者より納められた祈祷木数千本を、神職が一本一本諸願成就を祈念して焼納する神事を執行する。
境内社に、少彦名神社(大黒社。少彦名命・大己貴命・天照大神・住吉大神)、蛭子神社(恵比須社。蛭子命・事代主神)がある。
1月9日から11日までが末社大祭で、いわゆる十日戎の庄内戎祭。福笹などを受けていく参拝者は毎年数万人を数えるという。
境内には、高さ90センチ、幅80センチ、奥行き60センチ、白御影石の台座の上に書物を開いた形の黒御影石を置いた「筆塚」がある。毎年1月4日に、納筆祭が執行される。
なお当社は、学校法人庄内神社学園として、庄内幼稚園及び庄内たちばな保育園を運営している。
庄内の街は豊南市場や商店街が日々賑わいを見せているが、当社は繁華街から西へ離れた静かな住宅地に位置し、小さいながら鎮守の森も美しく保たれている。
【ご利益】
五穀豊穣・商売繁盛、家内安全、縁結び、健康長寿など(公式HP)

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