江戸初期とも鎌倉初期とも、長野県からの移住者、白蛇と祭礼の雨
[住所]東京都大田区大森西2-23-6
[電話]03-3761-3620

大森諏訪神社(おおもりすわじんじゃ)は、東京都大田区大森西にある神社。正式には単に諏訪神社。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

創建の年代は不詳。その昔大森海岸袖ヶ浦へ着岸された御神体を村民が尊崇して一祠を建立したといわれる。

御祭神は建御名方神。その祠の建立時期は、江戸時代初期ともいわれるが、鎌倉時代ともされる場合がある。

区内の社寺の多くが鎌倉時代を機として其の源を発していることや、古老の口碑も多くがそれを伝えるという。

昭和39年(1964年)には五百年祭が盛大に執行された。その根拠は不明だが、同年の500年前となると、室町時代の寛正年間(1461年-1466年)になる。

現在も、当地、あるいは当社の氏子の多くが、祖先が長野県から移住してきたことを伝えており、その関係で諏訪大社の勧請が当地で行われた可能性が指摘されている。

『新編武蔵風土記稿』東大森村・西大森村・北大森村の条にも「諏訪社」とあり、「除地二十歩、村の中央にあり、これも北大森村に属す」とある。

現存する鳥居は、江戸時代後期の文政7年(1824年)9月吉日再建の刻がある。

昭和11年(1936年)、村社に列した。東京府下荏原郡大森村字山谷、現在の大森東2丁目、大森西3丁目、大森西2丁目の鎮守だった。

昭和20年(1945年)、戦災により社殿が焼失、昭和22年(1947年)に本殿が再建された。銅板葺権現造の現社殿が昭和32年(1957年)に造営された。

昭和54年(1979年)には社務所を改築、昭和56年(1981)に神楽殿を造替、平成16年(2004年)に社殿の修築が行われた。

当社は長いこと専任の宮司・神職が不在で、氏子が現在まで施設の拡充・修繕を行っており、祭祀の執行については大森貴舩神社の宮司を招いているという。

伝承に、境内に一匹の白蛇が住んでおり、祭礼の時、氏子の多数が参拝して、知らずに白蛇の尾端を踏んだので、古来当社の祭礼には、必ず雨が降ると伝えられている。

5月第4土・日曜日に行われる当社の祭礼も、梅雨入りの時期と重なり、実際に雨が多いという。

境内社に諏訪神社下社(八坂刀売命)と稲荷神社がある。また、大森西2-23-13のもとの古墳上、あるいは中世の塚の上に鎮座する金山神社は、当社の境外摂社である。

境内には、貴舩神社にもある、大森漁業の終焉を記念した「漁業納畢之碑」が建立されている。

【ご利益】
厄災除け、病魔退散、五穀豊穣、大漁満足、商売繁盛
大森諏訪神社 東京都大田区大森西
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大森諏訪神社 東京都大田区大森西の御朱印