幕末に山城国伏見稲荷大社を勧請して創建、悪疫流行予防と火防の神
[住所]京都府福知山市西30-5
[電話]-

吉森稲荷神社(よしもりいなりじんじゃ)は、京都府福知山市西にある神社。吉森神社とも。御朱印の有無は不明。

天正年間(1573年-1593年)、曽我井村に、新町・西町・長町・菱屋町・紺屋町・呉服町・鍛冶町の7ヶ町ができた。

その後、江戸時代初期の有馬家の時代に城下町が整備され、福知山藩の城下町には15ヶ町ができた。

その一つが西町で、城下町の西側には、西町口という木戸口があった。歌の中にも「朝日受けるが西町で」とあり、西にある町の意である。

当社の創建は幕末の万延元年(1860年)。山城国紀伊郡の伏見稲荷大社を勧請した。御祭神は正一位吉森稲荷大明神(倉稲魂命)。

本殿内に吉森稲荷大明神・愛宕大明神・花倉稲荷大明神を祀る。また、境内神社に花倉稲荷大明神がある。

創建以来、悪疫流行要望の守護神として一般の崇敬を受け、地区内には流行病がほとんどなくなったという。

社殿の屋根の上には鯱があり、これは鯱が水を呼ぶといふ、火伏せの意味を持っているという。

御祭神としても、愛宕神が祀られており、町の防火を祈念する社でもあったとされる。

例祭は、3月に初午祭、7月に夏祭り、12月に神かえり。

【ご利益】
病魔退散、火防、地域安全
吉森稲荷神社 京都府福知山市西
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