織田信長の本願寺攻めの兵糧備蓄、水中八幡・鶴の八幡宮、地車囃子
[住所]大阪府大阪市北区長柄中1-4-25
[電話]06-6358-4606

南長柄八幡宮(みなみながらはちまんぐう)は、大阪府大阪市北区長柄中にある神社。近代社格では村社。水中八幡宮とも呼ばれる。

創建年代は不詳。主祭神は応神天皇である。古くは鶴満寺公園の辺りに広い境内があり、織田信長が本願寺攻めの際、兵糧を備蓄したという。

江戸時代中期の寛保4年・延享元年(1744年)、かつての境内の御神木の松に、鶴が巣をかけて子を育てたことで、その見物人が増えた。

当時の流行歌などにも詠みこまれることがあったという。そこから、「鶴の八幡宮」の名称も生まれた。

明治になり、村社に列したが、豊崎神社(豊崎宮)に合祀された。後に地元の要望で再建された。ただ、現在も豊崎神社が兼務しており、当社御朱印も豊崎神社で頂ける。

現在までに、当社では宇迦之御魂神佐田彦神大宮能売神を配祀し、事代主神を合祀する。

例祭は、7月の第2日曜を中心とする土・日曜日が夏季大祭。中秋祭では放生会が行われている。

夏祭でも放生会でも、櫓で奉納される地車囃子(だんじりばやし)が演じられ、「長柄流」「キタの流派」の主流といわれている。当氏地では「長柄囃子」と呼んでいる。

長柄中3丁目には長柄八幡宮があるが、別の神社。以前は、北長柄村と南長柄村に分かれていたという。

【ご利益】
厄災除け、子宝・安産・子育て
南長柄八幡宮 大阪府大阪市北区長柄中
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南長柄八幡宮 大阪府大阪市北区長柄中の御朱印