片桐且元検地に除地と記載された祇園牛頭天王社、7月夏祭り
[住所]大阪府大阪市北区中津2-5-10
[電話]06-6372-2574

富島神社(とみしまじんしゃ)は、大阪府大阪市北区中津にある神社。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

創建年代は不詳だが、祇園牛頭天王社と称し、安土桃山時代の文禄3年(1594年)の片桐且元検地にも除地とあり、それ以前からあった。

江戸時代の寛永年間(1624年-1645年)、諸国に疫病が流行ししたので、常陸国から勧請したとも伝わる。孝徳天皇を祀る豊崎神社の摂社である鹿島神社と同じ由緒を持つ。

もともとは鹿島神を祀っていたと思われるが、現在の御祭神は速素盞嗚尊。相殿に天照皇大神・八幡大神・奇稲田姫命豊受皇大神住吉大神菅原道真公を祀る。

寛文3年(1663年)、馬場先に石造鳥居を建立し、氏子衆あげて神幣を捧げ持って行きつ戻りつ、祝踊りを奉納したと伝わる。

明治5年(1872年)、村社に列した。明治40年(1907年)、神饌幣帛料供進社に指定された。

明治40年(1907年)、南浜の春日神社、宮本の天満宮を合祀、明治42年(1909年)には十三の鷺島神社、塚本の八坂神社を合祀した。

鷺島神社は淀川改修のため成小路の村社兵衛府神社を明治34年(1901年)に合祀したもの。

明治43年(1910年)、難波八十島の利島による旧社名利島神社が、宇地の外島と混同するので今の社名に改称したという。

昭和20年(1945年)の大阪大空襲で焼失。昭和30年(1955年)に再建された。昭和39年(1964年)、塚本の八坂神社を分離して、塚本神社となった。

当社の例祭は10月17日。7月中旬には夏祭りがあり、両日ともに屋台が出る。また、和太鼓奉納演奏がある。

境内社に、稲荷神社(宇賀御魂神)、大正10年(1921年)に島神社・春日神社・兵衛府神社を合祀した美津社(事代主神天児屋根命・兵衛府八幡・猿田彦神)、豊恵美須社、富島天満宮がある。

【ご利益】
厄災除け、病魔退散、開運招福
富島神社 大阪府大阪市北区中津
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富島神社 大阪府大阪市北区中津の御朱印